パッキャオ-ブラッドリー2

いつものHBOのカウントダウンPVが始まりました。
パッキャオにとってリベンジマッチであること以外にモチベーションを上げる要素を類推すると、
やなりメイウェザー戦へのステップアップマッチとして捉えることなのかなと。


もちろんタイプは違うんですが、スピード、アジリティー、ペースマネジメントのアドバンテージで対戦者を凌駕する点は共通しています。
140ポンド超のウェイトで試合をするようになっていから、
パッキャオのストロングポイントはスピードとスタミナだったように感じてます。
軽量級時代に誇っていたパンチングパワーではないのは確か。
パッキャオのスピードって反射神経に依存したものではなく、
脚力つまり縦横無尽のフットワークによるものだと思います。
ウェルターウェイトあたりでは言わば反則レベルのすばしっこさを武器にしているわけです。
ところが、最近のパッキャオはフットワークにやや陰りが出てきている。
ディフェンススキル自体は向上してますが、相手にとって捉えやすくなってきているのではないかと。
だから以前と攻防のバランスが違うんですよ。
ピーク時と。
ピークってのは、ハットン戦とコット戦の頃のこと。
メイウェザーがびびってマッチメークに慎重になるくらい強かった時。
第1戦でブラッドリーと拙戦を演じたのもスピードのアドバンテージがなかったから。
ブラッドリーもパッキャオの名前に敬意を払ってかやや慎重な試合運びでしたが試合中に感じたはず、
「こいつ、思っていたほど速くないな」と
そうなるとより精神的にリラックスしてパッキャオと対峙できます。
持っている引き出しのバリエーションではブラッドリーに分が有りますから、
ペースをつかむのやはりブラッドリーではないかと。
再戦はね。そこがより顕著になるような気がします。
さて、最終的にどんなオッズになるのか?
パッキャオへの期待値を加味しても多分アンダードックは真逃れないのではないでしょうか。