GWはマイナー河川で

 

連休初日はホームリバー上流域からスタートした。

前日にまとまった雨が降ったので多少は水量不足が解消されたのではないかと予想したからだ。

いつも利用する駐車エリアに着くと既に先客が3台停まっている。

まだ5時なんだけどな。

2台は他県ナンバーのSUVだから無問題だが、1台は地元ナンバーの軽だから厄介だ。

地元くんが上流に入ったか?それとも下流に入って駐車エリアまで遡行するのか?

上流と読んで僕は下流側を選択した。

読みは当たったようで先行者は居なかった。

水量は、平水まで回復したとは言い難かったが先週までよりはましだった。

渓魚からの反応もポツポツあった。

何度かヒットもしたが、ドラグの設定が甘かったようでことごとくバラした。

51テンリュウとバギースピナーのセットなのである程度は仕方ないのだが、ドラグの設定をシビアにやれば獲れただろう。

先行者を気にしていたこともあり(結果的に居なかったが)釣りに集中できていなかった。

まあこれも連休故の人災なのだろう。

ホームは人気河川だからね。

早朝ですら人を気にしなければならないホームリバーに見切りをつけて、どうせならと少し足を伸ばして漁協管轄外のマイナー河川に行った。

とにかく人に会いたくなかったのだ。

その川(支流)ではまだ釣りしたことがなかった。

以前から興味はあったが自宅から遠過ぎるためわざわざ来る気にはならなかった。

探索釣行は時間がある時にその気になった時にやるべきだ。

 

 

渓相はあまり良くない。

思っていたより人工要素(農業利用)が多く趣に欠ける現場だった。

果たして渓魚は居るのか?

 

 

魚が付きそうなポイントはあるにはあった。

が、魚影は皆無。

失敗の2文字が頭を過ぎる。

ここまで来てすぐ諦めるわけにもいかず辛抱強く遡行し続けた。

 

 

妙に濁りが入っているのが気になった。

前日の雨の影響かもしれないが、やや白濁りなので別の理由もありそう。

 

 

遡行を続け上流域まで行くと水質が改善されて少し良い渓相になってきた。

相変わらず魚影は確認できないが。

 

 

何の前触れなく唐突に食ってきた。

チビだが嬉しい一尾。

 

 

源流近くまで来たがその後はパタリと反応が無かった。

 

 

退渓間際にチビが見送りに来てくれた。

「マイナー渓流にようこそ。もう来んなよ。」

そう言われているようで寂しかったが、本当にもう来る気は無いよ。

連休初日は残念な釣果だったが、初めての川を経験できたからまあ良しとする。

 

2日目はやはりホームリバー水系を敬遠し(どうせ釣り客が多いだろうから)昨年も3度ほど行った川に遠征した。

日の出前に出発したが現場入りは6時過ぎで、すっかり日が昇っていた。

この移動時間がね。無駄に思えてしょうがない。

遡行する(釣りする)時間を削られるから非効率なのだ。

少しでも長く現場に居たいというのが釣り師の性だ。

往復の車移動時間と現場を遡行している時間がそんなに変わらないというのはどうなんだろう。

だからと言って前泊するのは大袈裟だしコスト倒れしてしまいそうだし。

車中泊は嫌いだからする気ないし。

若い頃はスズキ釣りで良くやったけどね。

どうも車の中で寝るのが苦手なのだ。

人気のない場所に夜間車を停め続けていることもなんだか気持ち悪いし。

30年以上前、秋田でスズキ釣りをした時やはり前日の深夜に現場入りして車中泊した。

早朝にいきなり車のドアをドンドン叩かれて目が覚めた。

外を見ると警察官が二人怪しげな表情をして立っていた。

「あんたここで何しているの?免許証見せて。」

寝ぼけている僕に突然職質かましてきた。

どうやら前日近所で殺人事件があったようで、警官が早朝から出張っていたのだ。

危うく容疑者にされかかったこの経験が車中泊嫌いを助長したのは確か。

その後は止めたからね。

 

 

この川は全部を一日で遡行するのは無理。

この日は上流域をメインの現場にして残りの時間で中流の一部と支流の一部を遡行する予定。

 

 

入渓して間もなく釣れた。

過去に現場を経験している川は、先客さえ居なければ釣果が読めるから不安はないが、想定外のことが起こりにくいとも言える。

「ああ、はいはい、こんな感じだよね。」

その後も要所でポツポツと釣れた。

サイズは全く出ないが。

 

 

堰堤下には普通に居た。

逆にこういう場所で無反応だとその川での釣りは難しくなる。

 

 

この川の上流域は体力を消耗するが遡行難易度は高くない。

高巻きする回数は多いが崖がそれほど高くないからだ。

 

 

これくらいのサイズが飽きない程度に釣れてくれる。

6寸止まりという感じ。

 

 

トレッキング客用の遊歩道が近くに並行して走っているので退渓の不安もない。

お手軽な反面然程人が入っていないので釣りやすい。

 

 

サイズは出ないけど綺麗なアマゴが見れたのでそれなりに満足した。

この時点で前日のストレスは大分解消された。

 

 

10時頃にコーヒー&おやつタイムをして上流域を切り上げて中流域に移動した。

昨年は比較的良い釣果が得られたエリアなので期待感はあったのだが。

 

 

全く魚影を確認できない。

 

 

大場所続きで釣りごたえはあるのだが、肝心の魚の所在が掴めない。

正に無。

そのくせ遡行は、高巻きが多くて高低差もかなりあるため大変。

結局中流部では魚を見つけることができなかった。

3時間無は辛い。

 

 

ランチ後支流に移動した。

帰りの時間も考えて下流部だけやることにした。

 

 

ここは入退渓が楽なためか人気エリアなようで魚がスレているイメージだったのだが、バギースピナーであれば何とか魚が見れる。

餌師に入られたらアウトだが彼らは本流の方に行くので大丈夫だ。

 

 

下流部だけの遡行だったが数匹釣れて満足して退渓した。

サイズは出なかったが追ってくる魚影の中には良型もおりポテンシャルを感じる現場ではある。

タイミング良く入れれば尺クラスも出るかもしれない。

人が多いのがネックだけどね。

 

 

 

3日目は午前中だけ釣行した。

前日やり残した中流部の一部に気が残っていたから、そこだけチェックしたかったのだ。

2日で400kmも現場往復でドライブしたのはGWだから。

普通は連チャンの遠征はしません。

 

 

渓相が良いというより大場所続きの現場だ。

餌釣り向きの現場だと思うが、ルアーで結果を出すためにはもっとフィールドのことを知らなければならない。

この機会に短期集中で現場の属性を把握しておきたいと思った。

 

 

こんな感じの大場所が延々と続くので期待してしまうが、川は応えてくれない。

魚が居ないのか?

アプローチが間違っているのか?

遡行は大変なのでビギナーはやめた方が良い。

 


やっとこさチビが釣れた。

居るには居るんだなと少し気が楽になる。

 

 

続けて同じようなサイズが釣れた。

とりあえず魚が見れたので一旦退渓し、昨日やった支流との出会いエリアに移動した。

 

 

で、やっと出た良型。

シェードになっている護岸に流れがぶつかるポイントでダウンで探っていたら食った。

いかにも人工的なエリアなのできっと竿抜けになっていたのだろう。

 


まあ渓流釣りってこういうもん。
変な場所で良い魚が出るんだよね。

それまでが何だったのかとバカバカしくなるもの。

脈略もストーリーも何もない。
そういう意味ではソルトの方が僕は好きかな。

ドラマがあるもんね。

 

 

おまけ。

どこの渓流にも居る全く嬉しくないゲスト。

その川に養魚場があれば大水で生簀から逃げ出すため野生化して居着いてしまう。

大き過ぎてネットに入りきらないのでランディングにも手こずる。

何度もルアーにアタックしてくるおバカちゃんで釣り味は良くない。