ボクシングの本場と言えば米国だが、近年それに伍するマーケットになりつつあるのが英国だ。
ビッグネーム同士がマッチアップする大きなイベントも英国で開催される回数割合が増えつつあり、
タイトルホルダーが英国人であれば、名前を売るため或いは興行規模を拡大するためにわざわざ渡米するケースは相対的に減少している。
そんな充実期にある英国ボクシングシーンだが、観客の応援のブルテージも独特というか一種異様で、まるでサッカーのスタジアムのような雰囲気を醸し出してる。
自国のファイターに対する応援が熱すぎるのは何も今に始まったわけではなく昔からそうだった。
中には贔屓の引き倒しとも言える度が過ぎた態度が問題になることもしばしば。
80年9月27に英国ロンドン、ウェンブリーアリーナで行われたハグラーvsミンター。
これは酷かった。
試合はミンターの負傷によりハグラーが3RTKOで勝利するのだが、レフェリーが試合をストップした直後からリング上に観客がビールの缶などを一斉に投げ入れ始めた。
否、リング上というよりハグラー目掛けて投げているように見える。
ウィナーコールもないままハグラーはセコンドや関係者に守られて会場を後にするという後味の悪さ。
野蛮過ぎて現実感がなく、まるで映画のワンシーンのようだ。
英国の観客=フーリガンのイメージが定着していた時期でもあり、
スポーツ観戦態度が良いのが当たり前の日本人からすればこれをどう理解すれば良いのか。
まあ英国ボクシング史における汚点の一つであることは確か。
アルコールが入っていることも要因だろうが、暴走する集団心理の怖さも感じるし、
こんな形で群衆の敵対心(八つ当りかな)に晒されたハグラーだけでなくミンターも可哀想。
アラン・ミンターについてイメージするのはリング上に投げ入れられるビール缶のことだけだもの。
ハグラーを挑戦者に迎えた男気が台無しになってしまった。
本人は何も悪くないだが。
本日の獲物。
Ella Fitzgerald & Louis Armstrong : Porgy & Bess
Tracklist
A1. Overture 10:52
A2. Summertime 4:58
A3. I Wants To Stay Here 4:38
B1. My Man's Gone Now 4:02
B2. I Got Plenty O' Nuttin' 3:52
B3. Buzzard Song 2:58
B4. Bess, You Is My Woman Now 5:28
C1. It Ain't Necessarily So 6:34
C2. What You Want Wid Bess? 1:59
C3. A Woman Is A Sometime Thing 4:47
C4. Oh, Doctor Jesus 2:00
D1. Medley: Here Come De Honey Man - Crab Man - Oh, Dey's So Fresh And Fine (Strawberry Woman) 3:29
D2. There's A Boat Dat's Leavin' Soon For New York 4:51
D3. Bess, Oh Where's My Bess? 2:36
D4. Oh Lawd, I'm On My Way 2:57
Credits
Conductor – Russell Garcia
Lyrics By – Du Bose Heyward*, Ira Gershwin
Music By – George Gershwin
Producer – Norman Granz
Oscar Peterson Trio : We Get Requests
Tracklist
A1. Quiet Nights Of Quiet Stars (Corcovado) 2:45
A2. The Days Of Wine & Roses 2:40
A3. My One And Only Love 5:06
A4. People 3:29
A5. Have You Met Miss Jones? 4:10
B1. You Look Good To Me 4:49
B2. The Girl From Ipanema 3:51
B3. D. & E. 5:10
B4. Time And Again 4:34
B5. Goodbye J.D. 2:35
Credits
Bass – Ray Brown
Drums – Ed Thigpen
Engineer [Director If Engineering] – Val Valentin
Engineer [Recording Engineer] – Bob Simpson
Piano – Oscar Peterson
Producer – Jim Davis