邦題はダサいので原題で。
さて、DVDでは巨大ワニ個体の名前が『グスタブ』と翻訳されている。
『ギュスターヴ』の方が良くね。
字面的にも発音的にも好奇心(怖いもの見たさ)を掻き立てるのは後者だと思う。
僕自身この映画を観ようと思ったきっかけはギュスターブの記事を読んだから。
些細なことだが鑑賞中気になったので。
ブルンジの内戦中に実在した人食いワニを題材にしたパニックホラームービー。
Reel Scary的に評価すると、
Gore : 7
Disturb : 3
Suspense : 6
という感じか。
ゴアシーンは結構ある。
ワニに食われるシーンだけでなく、人間同士による処刑シーンも結構キツかったりする。
比較的低予算のわりには良く作り込んでいるのでこの手のモンスターパニックにありがちなチープ感はあまり感じない。
ワニはオールCGだけどね。
難点はギュスターヴの巨大さが伝わらないこと。
ワニの大きさって一般的に認識が薄いので普通のナイルワニとの対比できるカットがあれば良かった。
それと、動きが速すぎ。
逆に嘘っぽさが出てしまうのでもう少し遅い方が良かったが、おそらくCGの荒隠しだろう。
ストーリーや各カットは、リアルジュラシックパークというか、ジョーズのワニ版というか、名作の良いとこ取りが多く、きっちり方程式に当てはめて作っているので当然のように破綻はしていない 。
ツチ族とフツ族の対立によるブルンジの内戦背景は説明が薄いが、そこにフォーカスする内容ではないのでそれはそれで。
適度に怖いモンスターパニックを観たい向きにはお勧めできるかな。
僕はそれなりに楽しめました。
まあ、そんなに真剣に観たわけでもないので今回はネタばれなしにしておく。
クライマックスシーンだが、ワニってこんなに速く走れないだろ。