印象に残るワンパンチ6

<世界ライトヘビー級タイトルマッチ ボブ・フォスター vs.ディック・タイガー 1968-5-24/米国ニューヨーク>

ナイジュリア出身のディック・タイガーはミドル級とライトヘビー級で世界王者になったクラシックボクサーですが、キャリア唯一のKO負けを喫したことでも有名な試合です。
タフで鳴る38歳のアフリカンをワンパンチでノックアウトしたフォスターの左フックの凄さ。
タイミング、軌道ともパーフェクトです。
長身痩躯タイプが短身ガッチリタイプに対して左フックを狙うのもアリだなと思わせるケースでもあります。


まあ、普通はストレート狙いでしょうが。
フォスターのベストパンチが左フックなんですけどね。
この試合の2年後にフォスターはジョー・フレージャーのヘビー級タイトルに挑んで逆に左フックを狙い撃ちされてKO負けします。
フレージャーのベストパンチも左フック。彼の方が左フッカーのイメージが強いですかね。
タイガー戦とフレージャー戦を続けてみるとこれが面白いんですわ。


http://boxrec.com/media/index.php?title=Human:9010

http://boxrec.com/media/index.php?title=Human:9000


まあ、ジョー・フレージャーとディック・タイガーを比較するのはナンセンスでしたね。
両方ともクラシックファイト。何度観たことか。