パッキャオ - リオス

マニー・パッキャオの復帰戦は11月にマカオで行われるようです。
対戦相手はブランドン・リオス。例によってトップランクの持ち駒マッチメーキングですが、これはこれで面白いかもしれません。
お互い復帰戦ですし、リオスのネームバリューは結構高いですし、ファイトスタイルも好戦的でエキサイティングなシーンを多く提供してくれます。
リオスは次代のスター候補ですが、アルバラード戦で見せたディフェンスの甘さが気になります。復帰戦のパックマンがどこまでコンディションを戻してくるかが焦点になるでしょうね。
どっちが勝ってもステッピングストーンに成り得るという意味ではいいマッチアップなのかな。





さて、メイウェザー-ゲレロですが、予想通りのワンサイドでしたね。
この試合で何かインパクトのあるシーン、特筆すべき要素があったかどうか自分なりに考えました。
先ずメイウェザーのスタイルに変化があったかどうか。
ないと思いますが、この試合いつもより手数が少なかったかな。
それは単にサウスポーが得意ではないからなのか。
あるいは年齢的な問題。体力的に若い頃のレベルにないからなのか。
あるいはゲレロがカウンターを食いにくいスタイルなのでオフェンスのメリハリをつけ難かったからなのか。
あるいは<メイウェザー=驚異的なディフェンススキルを持つまったく打たれないボクサー>というボクシングファンのイメージを過剰に意識しているがためにディフェンスを破綻させない、もしくはディフェンスで魅せるということに拘りを持ちすぎてオフェンスにやや気が回らなくなりつつあるからなのか。
まあ他に理由があるにせよオフェンスで見るべきものはなかったと思います。この試合のフロイド君に関して。
スタイル的にスピードとタイミングで勝負するタイプであり、密度の濃いオフェンスをするわけでないですから時に淡白に見えてしまうのは止むを得ないのでしょう。それを物足りないとするか彼の別の良いところを見て気を紛らわすか(楽しむか)は観戦者のセンスにもよるかもしれません。

SHOWTIMEとの契約の縛りもあり今後は試合間隔が短くなります。
それによってメイウェザーのスタイルが変化するのかしないのかそのあたりを見守っていきたいと思います。
今のスタイルのままだと大柄で懐が深くてスピードがそこそこあってジャブで相手を突き放せるテキストブックファイター、例えばオースティン・トラウトのようなタイプには苦戦する可能性があると思うのですが。