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 メイウェザーと数字

Date: 2013-09-14
Where: MGM Grand, Las Vegas, Nevada, USA
Division: catchweight (152 lbs, 68.9 kg)
Title: WBC and WBA Super World light middleweight titles
Floyd Mayweather Jr (44-0-0, 26 KOs)
  vs
Saul ‘Canelo’ Alvarez (42-0-1, 30 KOs)
Result: Floyd Mayweather Jr def. Saul Alvarez (majority decision, 114-114, 116-112, 117-111)


  • Mayweather 232/505 (46%) Ag.42%
  • Alvarez    117/526 (22%) Ag.39%

  • Mayweather 139/330 (42%)
  • Alvarez    44/294 (15%)

  • Mayweather 93/175 (53%)
  • Alvarez    73/232 (31%)

*メイの過去被弾率は18%、カネロは26%。

Throwdown Fantasy - Fantasy Boxing Game

単純に、デフェンス力があるはずのカネロはメイの速くて正確なパンチ(特にジャブ)を避けられず被弾し続けたということ。
一方のメイはいつものように相手のパンチを躱しきったということ。

メイのボクシングは先進的だという見方を裏付けるのはこの数字ではないでしょうか。
好きになれない人は少なくないでしょうが(特にボクシングにノスタルジーを感じるオールドファン)ボクサーの未来形をある意味示しているのかもしれません。
「打たせずに打つ」ことを突き詰めていくとアマチュア試合のようなタッチボクシングになるのではと危惧する人もいるでしょう。
でも現実にメイのやっているボクシングはタッチボクシングですよ。
「際立って速いから」「際立って上手いから」達人の技として評価されますが、本質的にはプロボクシングから無駄を省いて合理的に組み立てられた戦略とそれに基づく戦術を披露しているだけなのではないでしょうか?
?なのは僕も判断つかないからです。
でも僕のようなオールドファンはボクシングの無駄な部分、
タフネスを示すことや、
キラーインスティンクトを発散することや、
理屈では説明のつかない泥臭くて血腥くて混沌としたものに惹かれる部分は確実にあります。
手に汗握って興奮できるからこそこの競技のファンをやっているのであり、タッチボクシングを楽しむつもりは毛頭有りません。
ボクシングの無駄な部分というのは多分エンターテイメントなのだと思います。
メイのボクシングにはエンタメ性が欠如しているとは思いませんが、観戦していてストレスを若干感じるのは確か。
カネロ戦でもしかり。
これがこの試合の僕の感想なんでしょう。

ボクシングの歴史の中でメイウェザースタイルがどの程度のインパクトがあり、影響された者がどの程度いて、どのように引き継がれていくのか観察していく必要はあるかもしれません。
L字ガードがどうとかショルダーブロックがどうとか、そんなディテールではなく戦略的なことです。
エイドリアン・ブローナーはそういう意味では次元が違うのかな。
メイのフォームは真似ているけど遥かにオフェンシブですからね。
単なる良いとこ取りなのかもしれませんね。