ショートレビュー キャンベル - マシューズ

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Date: 2016-10-15

Where: Echo Arena, Liverpool, United Kingdom

Division: lightweight (135 lbs, 61.2 kg)

Title: WBC Silver lightweight title

Result: Luke Campbell def. Derry Mathews (KO, round 4)  

 

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マッチアップ:★★

スリル:★★

スキル:★★

印象度:★★

 

今更ながら気付いたのだが、キャンベルって29歳なんだな。

童顔のプロスペクトということで勝手に20代前半をイメージしていた。

今後の伸び代を計ると、まあ、劇的なものは期待できないのかなと。

今のスタイル、戦力を維持継続の方向であろう彼の目指すべきゴールは何処らあたりか?

僕はこの英国人のサウスポーに注目はしているけどそれほど大きな期待はしていません。

同じライトウェイトの白人サウスポーなら80年代に活躍したロビン・ブレイクあたりの方が才能はあったように思う。

ホワイトホープとして人気のあったブレイクはファンの期待ほどには大成しなかったのだが。

結局、このオリンピックゴールドメダリストにはシャープさをあまり感じない。

目を見張るようなキレ、瞬間的なスピードを持ち合わせていない。

ライトウェイトにしては長身ロングリーチなのだけど、ブロッキングを盾にした打ち合いスタイルに落ち着きつつある。

ストレートが切れないのでパンチはフック主体になりがち。

悪い意味でアマエリートっぽくない。

それはロマチェンコやリゴンドーがチラつかせる別次元の能力のことなんだけど。

ルークくんからは今のところタレントの煌めきはあまり感じないな。

長い手のしなりを利したボディブローで倒してはいるけど、他に何か目を引くオフェンスがあるかというと、うーん。

良いジャブがあるわけでもないし。

俊敏で馬力のあるファイターとマッチアップしたとき対処できるのかしら。

という懸念が。

それでも今のライトウェイト全体のレベルを考慮すればメジャータイトルの1個くらいは狙えるかも。