ショートレビュー ガルシア-フォルトゥナ

 

Saturday 16, July 2022

Crypto.com Arena, Los Angeles, California, USA

Commission California State Athletic Commission

Promoter Oscar De La Hoya

Matchmaker Roberto Diaz, Javier Razo

Doctor Diego Allende, Tony Hicks, Tariq Khan, Paul Wallace

Inspector Mark Relyea

Media DAZN 

 

マッチアップ:★★

スリル:★★★

スキル:★★

印象度:★★

 

デラホーヤの秘蔵っ子(だよね?)ガルシアのスーパーライトウェイトでの試合。

相手のフォルトゥナはフェザーウェイト上がりなので体格差は歴然だった。

フォルトゥナは体脂肪率過多でシルエットはふっくら丸く、水増している感。

その分耐久力が増していればそれはそれで戦えたりするのだが、

ジャブで飛ばされていたので、まあミスマッチかな。

とは言えガルシアが低く構える嫌らしいサウスポーをまったく問題にしなかったことには一定の評価はして良いと思う。

フォルトゥナはもう少しボディワークを使えていれば違った戦い方ができただろうが、接近をジャブで簡単に阻まれていたので難しかったかも。

離れて戦っていても勝ち目ないのは本人もわかっていたからギブアップが早かった。

ガルシアとしては小さい相手をごりごり追い回すのではなく、向かい打つスタンスでフォルトゥナのオフェンスをはじき返しつつロングレンジをキープしていたのが良かった。

サウスポーの強みを打ち消してしまうこの戦術は実に有効だ。

かみ合わせなくて良いから左右のスタンス関係ないからね。

意図してライアンくんがそれをやっていたのか、たまたまそういう絵面になっただけなのか?

あんまり器用そうには見えないのでこれが通常運転なのかもしれない。

そんな感じもあってこの試合では彼の真価は問えないので期待値は特に変わらずだ。

強いのとマッチアップする前に同等の体格でもう少し骨のある相手にもまれて苦戦した状態を確認してみたい。

評価はそれまで保留かな。