オーディオ用電源タップを物色していたのですが、専用品を謳っているモノは高価です。
また、電源をトータルで考えると家全体の環境を見直すことになり、
例えば壁コンセントを医療用グレードに交換するなどの方法もあるようなのですが、そこまでやって音質を追求するつもりはありません。
ただ対策何もしないのは居心地が悪いので低コストで試せることを模索し、
OA用の電源タップを改造して使ってみることにしました。
どの電源タップを使うか迷いましたが、
- 国産品
- 4個口
- 電源コードが太い(銅線が太いのではないかという素人発想)
- 集中スイッチや雷ガードなど音質にプラスになりえない余計な機能がないこと
- 機器のコンセント接続がガッチリ
- 定価3,000円前後(あんまり安すぎるのもね)
という条件で探索しました。
で、入手したのはサンワサプライの『TAP-5431N』3Pタイプですね。
これを改造するのですが、ただ差込みプラグを2Pタイプに換えるだけ。
一般的にはグレードダウンの改造になるのですが、
僕の所有する機器と壁コンセントにアースは不要ですから。
で、ホームセンターの電材売場で汎用差込みプラグ210円也を買ってきました。
100円くらいのモノでもいいのですが出っ張らないタイプがいいのでこれにしました。
首が回るのでより接続箇所の密着感があり、それは音質にとってプラスではないかと。
差込みプラグをカッターとニッパーを使ってちょん切ります。
銅線の束は思ったより太くていい感じ。
アース線は不要なのでカットして2本のコードをむき出しにします。
そして長さを計算して白黒のビニールを剥き銅線を出します。
差込みプラグの中の取付けネジを緩めて銅線を巻き付け(時計回りに)ネジをを締込みます。
白コード側が窮屈でやりにくかったです。
ただネジを締め込むのと同じ方向にしないと緩んでしまうのでこのようになります。
完成です。
作業時間15分。
本当は電源コードも2本線のものに変えたかったのですが、本体ケースを開けることができず断念しました。
デフォルトのコードも悪くない感じですし。
無理にケースをこじ開けようとしたために通電ランプが壊れて点かなくなりましたがどうでもいい機能なので気にしません。
音質は変わりました。
エージングが必要なのかわかりませんが、一聴して音の密度、情報量が増えたのがわかります。
古い音源の音の歪みやノイズがバレバレな感じです。
今まで気にならなかったというか気付き難かった。
まあ効果は実感できたので良しです。