自動車保険の無事故割引制度が来年10月1日から大幅に変更になる。
僕が加入している保険は東京海上日動の超保険ですが、その中に自動車保険が組み込まれている。
その自動車保険の割引制度はノンフリート料率制度というものですが、それは前契約の事故の有無により更新契約の「ノンフリート等級(1〜20等級)」を決定し、これに対応するノンフリート等級別料率を適用する仕組みです。
従来はこの等級テーブルは1つでしたが今度は事故なしの契約と事故アリの契約で適用するテーブルが異なる、つまり2つのテーブルが存在することになるそうです。
それと事故のあった契約は「事故有係数適用期間」が適用されます。
これは事故なし契約のテーブルに復帰するまで期間のことを差すようです。
[現在の等級制度]
20等級=−63%
19等級=−61%
18等級=−59%
17等級=−57%
16等級=−55%
15等級=−52%
14等級=−50%
13等級=−47%
12等級=−44%
11等級=−40%
10等級=−37%
9等級=−33%
8等級=−28%
7等級F=−23%
6等級F=−17%
5等級=−10%
4等級= −1%
3等級=+10%
2等級=+26%
1等級=+52%
[平成25年10月1日以降の等級制度]
無事故の割増引率 事故有の割増引率
20等級= −63% −44%
19等級= −59% −42%
18等級= −57% −40%
17等級= −55% −38%
16等級= −52% −36%
15等級= −50% −33%
14等級= −49% −31%
13等級= −48% −29%
12等級= −47% −27%
11等級= −46% −25%
10等級= −43% −23%
9等級= −41% −22%
8等級= −40% −21%
7等級F= −28% −20%
6等級F= −19%
5等級= −13%
4等級= −2%
3等級= +12%
2等級= +28%
1等級= +64%
例えば、20等級の契約の人が3等級ダウン事故(一般的な物損事故など)を起こした場合、25年10月1日以降に更新する契約の等級は17等級(38%割引)その翌年は18等級(40%割引)その翌年は19等級(42%割引)となりつまり3年間は事故有の割増引のテーブルが適用されてしまうのです。4年後にようやく20等級(63%)つまり無事故の割増引のテーブルに復帰できます。
ようするに事故で保険を請求すると従来以上に高い保険料を3年間払わなければもとの料率テーブルに復帰できないとうかなり契約者にとっては辛い制度になってしまうということです。
まあ、保険会社も自動車保険で赤字を出しているのが現状のようですからこんな改定が行われるのでしょうね。