ケージ内の加湿

秋〜冬のケージ内の湿度対策について。
アバウトですが、昼間は30%前後、夜間は40%前後を現在ケージ内の湿度計は示しています。
ペトラの飼育を始めたばかりの頃は、この低湿度が気になって強制加湿をしていました。
ミストメーカーをケージ内に設置して湿度をコントロールしていたんです。
まあ最初は飼育機器に拘ったり神経質になるものですからね。


それと床材をヤシガラにしていたこともあります。
そのため床材に湿度を変える機能がほとんどない。
ミストメーカーを設置してから湿度のコントロールは自動的に出来るようになりましたが、
他に弊害が出ました。
雑菌の繁殖です。
ヤシガラが雑菌の温床になってしまうんですね。
それと虫も発生しまた。
名前はわかりませんが白くて小さいダニのような虫。
高温高湿度(といっても60%程度)それと個体の糞尿が発生原因。
それでヤシガラの床材を止め、土(硬質赤玉土)に変えました。
厨房で使う業務用の大型のバットに土を入れそれをケージ中央に設置しています。
ケージ全面に敷き詰めないのはメンテナンスの問題と重さの問題からです。
発想的にはタートルテーブルを参考にしました。
World Chelonian Trust - Turtle and Tortoise Conservation and Care
土の床材には弊害も有ります。

  • ケージが汚れる。つまり見た目が悪い。
  • 埃が立ちやすく、時に個体が涙目になっていることがある。
  • 部屋にも土ぼこりが巻き散ることがある。
  • 個体が食べてしまうことがある。(腸閉塞のリスク)

ですから単純に他のリクガメキーパーに勧めるわけではないです。
個体と向き合って何がベストなのかを慎重に決めていかなければならない。
土の床材のメリットを挙げます。

  • 個体のストレス緩和機能。
  • 保湿機能
  • 除菌機能(バクテリアが発生し雑菌の繁殖を抑える)
  • 上とも関連してますが、ペット臭抑制機能

2番目の保湿機能に関してですが、毎日の水やりが前提になります。
ペトラのケージの場合、毎朝約1L強の水を撒いて床材を湿らせています。
毎日のルーティンで絶対にわすれません。
わすれると土埃でペトラが涙目になりますから。
水を撒くことだけで湿度が4〜5%上がります。2時間程度しかもちませんが。
それと霧吹きをします。これもルーティン。
200mmくらい噴いてますね。
僕の湿度対策は、土の床材に毎朝水を撒くことと、霧吹きをすることだけ。
ペトラの飼育環境の維持には十分かなと判断しています。


韓国製のミストメーカー。
設置に工夫がいりますが、はまれば活躍しそう。
別に勧めているわけではないですよ。
リクガメキーパーのライフスタイルとも関連しますから、
手間のかからない効率的な方法を模索することも大事だということが言いたいだけ。
僕はリクガメに手をかけられる人なのだということを書き添えておきます。