来月マイカーの車検があるのだが、その2年後にリースアップするので代替えする予定。
で、次のクルマをどうするか考え始めている。
いくつか候補があり見積もり取ったり試乗したりと、時間をかけて比較検討したいと思っている。
検討手段として一番重視することは試乗で、運転して気に入れば多分そのクルマにする。
ただディーラーでの試乗は、どの程度走らせてくれるかが問題で、
営業所周辺をちょこっと周るだけなら意味はない。
市街地一般道、高速道路、ワインディングを全て走らないとそのクルマの特性は見えないからだ。
ディーラーの試乗でそこまでは期待できないし、
無理言ってリクエストに応えさせると、
「気に入らないので買わない」
と言いづらくなってしまう。
で、多少の出費はあるがレンタカーやカーシェアリングを利用することにした。
すっかりペーパードライバーになってしまっている東京在住の息子の運転練習を兼ねて代替候補のクルマをじっくりテストドライブしてきた。
検討しているクルマの1台がシビックハッチバックなのでホンダのカーシェアリングを利用してみた。
ここがリーズナブルだと思う理由はこれ、
補償料とガソリン代込みの料金設定になっている。
距離の従量制なので長距離走るとそれなりの料金になってしまうけどね。
車両保険付き(免責なし)の補償があるのがポイント。
NOCが多少気になるが。自己負担は少ないようだ。
スマホで加入できる1日保険は車両保険が使い物にならないし、
最悪自分の保険を使わなくも済む。
まあペーパードライバーの息子にも運転させるので保険の心配はどうしてもね。
HONDA EveryGoでシビックハッチバックのCVTを借りて終日運転してきたので備忘録として所感等を。
本当は6速MTに乗りたかったのだが無いので仕方なかった。
CVTなんて絶対買わない。
しかもこのクルマのCVTは酷い。
クルマの印象を悪くする要因にすらなっている。
マニュアルミッション派の車好きがこのCVT車に乗ったら一発で嫌いになるだろう。
それくらい酷い。
清水氏も動画の中で同様のコメントしている。
初動の段階での加速感の変なタイムラグは『気持ち悪い』レベルで、
最初にアクセル踏んだ時に、
「何じゃこら!」
思わず口から出たもの。
マニュアル車の方のフィーリングはどうなのかな?気になる。
ということでマニュアルミッションを試すという宿題は残ってしまったが、
距離200km、市街地、高速、ワインディング全て走行することができたのである程度はこのクルマのキャラが掴めたと思う。
コンフォート志向では勿論ない。
ガチのスポーツ志向でもない。(タイプRがあるからね)
全方位外交的なキャラクターで、何か一つの要素を突出させていず、かといって優等生でもないかなと。
速いには速い。
高速道路で120km巡航がとてもリラックスできる安定感はある。
ボディが大きいので決して取り回しは良くないが、市街地走行でのストレスはない。
唯一違和感があったのはワインディング走行時だ。
足回りのセッティングが少し柔らかい。
ロールするからダメということではなく、
タイヤはしっかり接地しているのにロールするから実際のロール量以上に揺れを感じてしまい、それが三半規管をダイレクトに刺激し、つまりは車酔いしやすい。
そんなに飛ばしていないのに助手席の息子は酔ったし、
息子が運転時には彼の運転が下手なこともあったにせよ、僕まで酔ってしまった。
乗り物酔いなんて小学生の時以来だった。
例えば車好きがこのクルマで彼女とデートドライブをしたとする。
良いとこ見せたくてワインディングをハイスピードで走ったりしようものなら彼女を車酔いさせてしまうだろう。
山道でキビキビとカーブを抜けていく感じではなく、
四輪ががっちり路面を捉えて踏ん張りながら破綻させずに曲がってくれるという印象。
ホットハッチのスポーティさは感じなかったな。僕は。
山道でなくともカーブを曲がる楽しさが果たしてこの車にあるかは疑問。
限界が高いとか低いとかそういう問題ではなくね。
ドライブフィールの問題。
終日シビックハッチバックCVTを乗っていて、楽しいなと感じる瞬間がほとんどなかったことは確かだ。
いずれ6速MTの方も乗ってから判断したいところだが、その機会がなければ多分この車を選ぶことはないだろう。
実車自体のルックスは写真や動画で見るより全然良く、そこのポイントは高い上、荷室の広さ等使い勝手は良さそうなだけに惜しい。
足回りを弄ればなんとかなるかもしれないが。