2007-06-16-Mohegan Sun Casino,Uncascille,Conneticut,USA
Andre Dirrell 11(7KO)-0-0
Curtis Stevens 17(12KO)-1-0
7年前のミドル級ホープ同士の叩き合い。
ボクサータイプ対ファイタータイプのマッチアップですが、試合はまったく噛み合っていません。この試合を面白いと思う人は稀でしょうね。
何故取り上げたかと言うと、単純にアンドレ・ディレルのことを書きたかったから。
現在31歳のディレルはあのスーパー6トーナメントに当初メンバーとして参加して、
当時無敗のカール・フロッチに接戦の末2-1の判定負け。
次戦ではアーサー・アブラハムに反則勝ち(内容的にも完勝)で初黒星を与えています。
地力がある反面、ディフェンシブな試合ぶりが災いして客受けが悪い。
だからでしょうか、2010年3月のアブラハム戦以降わずか3試合しかしていない。
まあブランクにはいろいろ理由があるのでしょうが、大してネームバリューがないのに強くてディフェンシブなボクサーは敬遠されるのかも。
プロモーターにもね。スターボクサーを食ってしまったら拙いでしょ。
しかもスイッチヒッターのカウンターパンチャーときている。
極めてナチュラルに両方のスタンスで戦えるという点においてはハグラーをも凌駕しているのでは?
アウェー戦故負けはしましたが、フロッチ戦のシャープな動きには大いなる才能を感じたのですが…
僕が見込んだボクサーというのは後々パッとしない。
当時の実力を今もキープしているかは定かではありませんが、試合勘の鈍りがないのであれば、ゲンナディ・ゴロフキンともアンドレ・ウォードとも互角の勝負をすると思ってます。
まあ、実現しないでしょうけどね。
メジャータイトルとは無縁のままフェードアウトしてしまうなら残念です。
もう一度、檜舞台に出してあげたいと思っているのは僕だけかしら。