ショートレビュー ドグボエ-大竹

 

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Saturday 25, August 2018

Gila River Arena, Glendale, Arizona, USA

Commission Arizona Boxing & MMA Commission

Promoter Peltz Boxing Promotions, Inc. - J Russell Peltz, Top Rank - Bob Arum

Matchmaker Brad Goodman

Television USA ESPN, web ESPN3.com  

 

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マッチアップ:★★

スリル:★★★

スキル:★★

印象度:★★★

 

122ポンドクラスとしては小柄なドグボエと逆に大柄な大竹が向き合うととても同じクラスのファイターには見えない。

試合開始早々ドグボエが左フックを狙い撃ちして、あっという間に大竹を攻略してしまった。

ドグボエは決して速戦即決タイプではないが今日はパンチが切れていたようだ。

多分ね、大竹は過去の試合などをチェックしてドグボエが序盤からスパークしてくると予想していなかったのだろう。

不意を突かれる形でシャープな左フックを浴びて効いてしまった。

ガーナ出身、英国でキャリアを築いているドグボエの他の試合も観たが試合ごとに印象が違う。

ストレート中心にボクシングするかと思えば頻繁にサウスポーにスタンスを変えたりと、なかなか戦術的な引き出しが多いのである。

確かに今日のようにフックをガンガン振ってくるイメージはない。

プロモーションファイトを披露したドグボエだが、まだ23歳なんだな。

パンチもあるしスキルもそこそこ。

小柄な体格だがアクションはダイナミックなのでスケール不足は感じない。

ディフェンスも上手い。

ガチガチにガードを固めるのかと思いきやL字ガードでボディワークを使ったりもする。

ビルドアップされた上体の上にちょこんと乗った童顔がアンバランスな魅力を醸す。

愛嬌のあるルックスだし、上手くプロモーションをしつつキャリアップ(対戦者のレベルを上げていく)を図れればスターボクサーになる可能性があると思う。

また見たいと思わせるだけのポテンシャルを感じるファイターなので次戦もチェックしよう。