ショートレビュー ガルシア-ゲレロ

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Date: 2016-01-23

Where: Staples Center, Los Angeles, California, USA

Division: welterweight (147 lbs, 66.7 kg)

Title: vacant WBC World welterweight title

Result: Danny Garcia def. Robert Guerrero (unanimous decision, 116-112, 116-112, 116-112) 

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BoxRec

 

マッチアップ:★★★★

スリル:★★

スキル:★★★

印象度:★★

 

ウェイトを上げたことでダニー・ガルシアのゲームプランに変化があるかと期待してみていましたが、まあ、今までと同じファイトスタイルで最初から最後まで。

中間距離を神経質に維持するジワジワした後退を追いきれないゲレロという感じ。

絵図らが変わらないのはある意味ペースを支配したと言えるのかもしれませんが。

ただ、オフェンス面ではカウンター気味にスイングを当てること以外何もしないというのは、他に引き出しがない、戦術の幅がせまいのかと勘ぐってしまいます。

それでもアドバンテージを取れてポイントに結びつけたのは相手がネームバリューがあるとは言え下り坂のゲレロだから。

サーマンやブルック、ブラッドリーあたりとマッチアップしたら破綻しそうな気がします。

ウェルターウェイトではパンチングパワーに依存する今のスタイルでは限界が見えていると言う意味で。

とりあえずタイトルホルダーになったのですが、今後はいかにタフなマッチアップを避けつつ商品価値を維持するかにかかっているでしょう。