Date: 2016-01-23
Where: Staples Center, Los Angeles, California, USA
Division: heavyweight (over 200 lbs, 90.7 kg)
Result: Dominic Breazeale def. Amir Mansour (Retirement at 3:00, round 5)
マッチアップ:★★
スリル:★★★★
スキル:★★
印象度:★★★
ロンドンオリンピックの全米代表のブリーズエールは201cmの巨漢だが身体能力はあまり高くない。
フレームの大きさを利したボクシングではあるがパンチは手打ちだしその割にはスピード感に乏しいのであまり印象が良くなかった。
が、この試合は面白い。
パンチのないウラジミール・クリチコの烙印を済んでのところで押すところでしたが、とりあえず保留かな。
まあ、なんというか、気構えがね。ちょい気に入った。
この試合、好戦的なサウスポーのマンスール(43歳には見えない)の右フックを食ってダウン、その後も足に力が入らないのか再三スリップダウンしていた。
結局、逆転ノックアウトにつながったのはショートレンジでアッパーを使った事。
倒しにかかって前のめりになっている相手には有効な戦術で、はまってました。
体が大きく懐が深いので手打ちでもちゃんと当たれば効くんだね。
パシャパシャ打つような迫力のない打撃フォームだが、その分手数が多い。
それとディフェンシブではない。
今のところ。
ヘビーウェイトでそれをやったら不人気になるからね。
勝てばいいわけではないのだ。
安定感にはかけるかもしれないが、手数を積極的に出していく今のスタイルを磨いて鋭さが出て来れば、もしかしたら化けるかも。
あと10ポンド落とせば耐久力を落とさずにもっと体がキレるようになるような気がするのだけど。
まあ、見守っていきましょう。