ショートレビュー サンダース-レミュー

 

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Saturday 16, December 2017

Place Bell, Laval, Quebec, Canada

Commission Quebec Boxing Commission

Promoter Oscar De La Hoya (Golden Boy Promotions), Frank Warren (Queensberry Promotions), Camille Estephan (Eye of the Tiger Management)

Matchmaker Stephane Loyer

Inspector Michel Hamelin

Television Latin America: Canal Space, USA HBO 

 

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マッチアップ:★★★

スリル:

スキル:★★★

印象度:★★ 

 

昨日、NHK BSの『 球辞苑』をたまたま観た。

テーマは「内野安打」ということで、その内容については特別面白かったわけではなかったが、印象に残った現役ブレーヤーの話があって、

www4.nhk.or.jp

「俊足の左打者の強みを活かすためにショートゴロを打つ練習をしろと、コーチに指導された」

「そのためには引っ掛けてセカンドゴロを打たないよう、体を開かないように、つまり左肩が出て行かないように強く意識した」

 「肩を残すことによって三遊間に打球を飛ばすことができる。投手と正対するとダメ」

つまり半身の状態をできるだけながく維持することでバットのヘッドを遅らせてタイミングを合わせてボールにコンタクトさせると。

サウスポーのファイターの強みを発揮するためのキーも正にこれと同じで相手に自分の体の側面を見せ続けることで噛み合わせの悪さ、違和感を与え続けるというもの。

ビリー・ジョー・サンダースがハードヒッターのレミューとのマッチアップに際して何が有効か、それを実に明快に理解していて、しかも普段の自分のスタイルをそのまま披露すればレミューに捉えられることはないとわかっていたのだろう。

12Rに渡ってほぼワンサイド、

と言ってもレミューを打ちまくったのではなく、完璧に捌ききったという内容。

三遊間に打球を飛ばそうとする左打者のごとく左の肩を引き続けぜったいに正対しない。

あとは左回りの足捌きをするのみ。

正対しない、左回りする。

もちろんそれだけでレミューを捌けたわけではないが、キーはそれだよね。

レミューの必殺左フックを不発に終わらせた。

パンチがないから、スピードがないからとサンダースを過小評価はできない。

サウスポーが苦手なファイター(レミューは多分そう)にとってはサンダースは悪夢だね。

しかも結構勘が良くて(オフェンス、ディフェンス両方とも)ボディワークも使う。

単なるフットワーカーじゃないから余計捉えづらい。

完全アウェーをものともしないメンタルタフネスの持ち主でもある。

うーん、ゴロフキンでもサンダースとやったら苦戦するかも。

ゴロフキンよりもイージーにレミューを片付けたからね 。

ただね、こんな試合ばっかりやってたら干されちゃうと思うけど。

今日だって人気者レミューのためにセットされたイベントぶち壊しなんだからさ。

 

本日の獲物。

 

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Lee Morgan : Live At The Lighthouse

Tracklist

A. Absolutions

 Written-By – J. Merritt* 19:40

B. The Beehive

 Written-By – H. Mabern* 16:23

C. Neophilia

 Written-By – B. Maupin* 19:05

D. Nommo

 Written-By – J. Merritt* 18:00

Credits

Bass [Ampeg] – Jymie Merritt

Drums – Mickey Roker

Liner Notes – Ed Williams

Mastered By – Rudy Van Gelder

Photography By – Joel Franklin

Piano – Harold Mabern

Producer – Francis Wolff

Recorded By – Dino Lappas

Tenor Saxophone, Flute, Bass Clarinet – Bennie Maupin

Trumpet, Flugelhorn – Lee Morgan

Notes

Recorded at The Lighthouse, Hermosa Beach, California, on July 10, 11 & 12, 1970.  

 

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Herbie Hancock : In Concert Volume two

Tracklist

A1. Hornets Written-By – Herbie Hancock 9:43

A2. Interlude 1:18

A3. Hornets Written-By – Herbie Hancock 9:45

B. Gibraltar Written-By – Freddie Hubbard 18:55

Credits

Bass – Ron Carter

Design [Album] – Bob Ciano

Drums – Jack DeJohnette

Engineer – Charles Buchanan

Guitar – Eric Gale

Keyboards – Herbie Hancock

Mixed By [Remix] – Rudy Van Gelder

Photography By [Cover] – Pete Turner

Photography By [Liner] – Mort Mace

Producer – Creed Taylor

Saxophone – Stanley Turrentine

Trumpet – Freddie Hubbard

Notes

A1 and A2 were recorded at the Chicago Opera House in Chicago, Illinois on March 3, 1973
A3 and B were recorded at the Ford Auditorium in Detroit, Michigan on March 4, 1973
Recorded By Metro Audio, Inc. of Detroit