Junkie stick

一種の踏み絵ですね。
このロッドは。
ジャンキースティックは短いのからそうでないのまで
いくつかのバリエーションがあるのですが、
もうメーカーそのものが存在していないので解説しても無意味か。
僕が10年来使い続けているのは、
『78XPb』と『78XPi』
ジャンキーのラインの中ではラジカルでないキャラクター。
僕のは改造していてオリジナルとは別物になってますけどね。


XPbはグリップ部のみ弄っているのでまだあれですが、
XPiはティップをちょん切っているし、フェルールを付けているし、
ガイドはローライダーに変更してますし、
現在はトップウォーターロッドになっています。
XPbのレングスは6フィート10インチとずっと思い込んでいたのですが、
メジャーを当ててみたら7フィートジャストでした。
ロングキャストをするシチュエーションの時に主に使っています。
XPiはグリップ込みで6フィート7インチ。
ペンシルベイトメインの時に使っています。
両方とも僕の中ではロングレングスロッドなのです。
接近戦で獲れる状況ならラミグラスがメインなのでジャンキーは使いません。

結局ロッドのキャラクターというのは常用するプラグのキャラクターから
派生するのであって、先ずロッドありきではない。
踏み絵と表現した理由がわかる人にしかこのロッドを使う理由はないでしょうね。
排他的な発想に思われるでしょうが、実はその通りです。
このロッドに惚れ込んで使っているというよりは、
他者との差別化の意味合いがなきにしもあらずですからね。
華奢なプラグを遠くにぶん投げてただ巻いてくるだけというスタイルには、
まったく向きません。
他に良いロッドはいくらでもあるでしょう。
ロッドアクションなんて一般的なシーバスアングラーには不要でしょ。

重くて粘り気のあるブランクキャラを好むアングラーには数少ない選択肢の1つでした。
ファーストテーパーのロッドに嫌悪感を持つ人なら気に入るかな。
特にXPbの方は。
なんというかオールドテイストなんですよね。
スピニングよりベイトの方がマッチしたブランクだと思います。
僕は気に入っているし、自分の釣りにストンと嵌ってますよ。