ハンズ・オブ・ストーン

 

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子供の頃の誕生日の晩御飯、父親にいっしょに祝ってもらいたくて普段より夜更かしして帰宅を待っていたけど待ちきれずに寝てしまった。

そんな感じで見逃してしまった作品。

作品のプレスリリースから楽しみにしていたのだが。

いつ公開されるのやら、待ちきれずにすっかり忘れていた。

そういえばと気づいてチェックしてみると、

劇場公開は1年前でDVDまで出ている。

やれやれ。

早速DVD鑑賞した。

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この時期までは気にしていたんだね。

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プレスリリース時、 エドガー・ラミレスがどうなんだろうと、ちょっと残念な気持ちがあったのは確か。

実際に観てみたら、思ったほど悪くないかな。エドガー・ラミレス

きっちり減量して体が一回り小さくなっていた。

懸念していた試合のシーンはカメラワークで上手く誤魔化していたのと、

実際のクラシックファイトの有名なワンシーンの切り取り演出でなんとかかんとか。

例えば、ブキャナン戦のローブローで倒したシーンや、

レナード戦(第1戦)の2Rの左フックをヒットしてレナードのバランスを崩すシーンや、

デビー・ムーア戦の7Rの右フックで吹っ飛ばすようにダウンさせたシーンとか。

ロートルボクシングファンなら目にしているあのシーンを忠実に再現している。

まあ、わかる人にしかわからないマニアックな演出なのだが。

当然私の脳裏には鮮明に記憶されているアクションであり、

レナード戦など、1Rのゴングが鳴って両者コーナーから出て行くところから15R終了ゴング後に両手を上げてアピールするレナードの背中を小突いて激昂するデュランの表情まで全てのシーンが走馬灯のように蘇ってしまった。

とはいえエドガー・ラミレス演じるデュランと実際のデュランの面影が重なることはほぼなかった。

なんかステレオタイプな感じで。

英語が流暢だしスペイン語も綺麗過ぎだし。

リアリティを追求するのならデュランの個性的なダミ声を真似て欲しかった。

逆にアッシャー演じるレナードはなかなかのクオリティ。

試合のシーンを含めてね。

ものまね芸人的なアプローチだったけど意外なほどはまっていた。

フェリシダッド・デュラン(デュランの奥様)役のアナ・デ・アルマスは例のごとく可愛らしく脱ぎっぷりも良い(役者根性があるという意)

 

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ブレードランナー2049』のAI役で知名度が上がったラテンヒロインだが今回はセリフがほぼスペイン語オンリーなので演技がナチュラルで良かった。

スペイン語で喋っている方がより可愛いしね。

別途 彼女の出演作『ノック・ノック』でははっちゃけた(振り切れた)演技が観れるので今作やブレードランナーと対比すると役者としてのキャパがわかる。

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で、レイ・アーセル役のロバート・デ・ニーロ

とっ散らかったストーリー(ボクオタ以外の人にとっては )の狂言回し的役割も担っていた。

デュランとの関わり方がテクニカルトレーナーというより、素行の悪い若者の教育係あるいはセラピストあるいは父親代わりであったように描かれている。

ナチュラルボーンファイターに自分が教えるスキルはない」

「試合において重要なのは戦術だ。戦術を重視して戦わなければならない」

ボクシングトレーナーに生涯を捧げたアーセルがリタイア間際に神様にプレゼントしてもらった宝物、それがパナマのスラム街が産んだ不世出のタレント、ロベルト・デュランだ。

マフィアコネクション等の関係で無償でサポートしていたらしいが本当だろうか?

まあ確かに73歳のトレーナーがやれることは限られている。

ミット打ちなど無理だろうし。

アーセルとデュランの関係においてはビジネスライクな要素ゼロだったことが実に興味深い。

そのあたりにもっとフォーカスしてメンターとしてのアーセルの存在感をもっと際立たせた方が作品に芯が入ったのではないだろうか?

 

本日の獲物。

 

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Kenny Garrett : African Exchange Student

Tracklist

1. Ja-Hed

2. Mack The Knife

3. African Exchange Student

4. Someday We'll All Be Free Written-By – Hathaway*, Howard*

5. One World Through

6. Straight Street Written-By – John Coltrane

7. Shaw

8. Lullaby Of Isfahan

9. One Finger Snap Written-By – Herbie Hancock

10. Your Country-Ness

11. Nostradamus

Credits

Alto Saxophone, Executive-Producer – Kenny Garrett

Art Direction – Larry Freemantle

Bass – Charnett Moffett (tracks: 1 to 4, 6, 9), Ron Carter (tracks: 5, 7, 8, 11)

Drums – Elvin Jones (tracks: 5, 7, 8, 10, 11), Tony Reedus (tracks: 1 to 4, 6, 9)

Engineer – James Nichols, Patrick Smith

Flute, Vocals – Kenny Garrett (tracks: 3)

Mastered By – Jose Rodriquez*

Percussion – Rudy Bird (tracks: 3, 4, 8), Steve Thornton (tracks: 3, 4), Tito Ocasio (tracks: 3, 4)

Photography By – Frank Moscati

Piano – Mulgrew Miller (tracks: 1 to 4, 6 to 11)

Producer – Donald Brown

Written-By – Kenny Garrett (tracks: 1 to 3, 5, 7 to 10)  

 

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Kenny Garrett : Black Hope

Tracklist

1. Tacit Dance 6:08

2. Spanish-Go-Round 4:09

3. Computer "G" 10:04

4. Van Gogh's Left Ear 7:40

5. Black Hope 3:54

6. Jackie & The Bean Stalk 7:02

7. Run Run Shaw 4:46

8. 2 Step 5:25

9. Bone Bop 4:54

10. Books & Toys 4:42

11. Bye Bye Blackbird 5:34

12. Last Sax 1:36

Credits

Alto Saxophone – Kenny Garrett (tracks: 1 to 3, 6, 8, 10 to 12)

Art Direction, Design – Linda Cobb

Bass – Charnett Moffett (tracks: 1 to 11)

Computer [Computer Host] – Mike Beard

Coordinator [Production Coordination] – Bibi Green

Cymbal – Brian Blade (tracks: 9)

Drums – Brian Blade (tracks: 1 to 7, 10, 11), Ricky Wellman (tracks: 8, 9)

Engineer [Assistant] – A.W. Dick, Chris Alberts

Executive Producer – Matt Pierson

Management – Peter Shukat

Mastered By – Bob Ludwig

Mixed By – Donald Brown, Joe Ferla, Kenny Garrett

Percussion – Don Alias (tracks: 1, 2, 4, 5, 7 to 9)

Photography By [Flower Photograph] – Keith Schoenheit

Photography By [Photos Of Kenny] – Chris Carroll

Piano – Kenny Kirkland (tracks: 1, 2, 4 to 11)

Producer – Donald Brown

Recorded By – Joe Ferla

Soprano Saxophone – Kenny Garrett (tracks: 4, 5, 7, 9)

Synthesizer – Donald Brown (tracks: 5, 8), Kenny Kirkland (tracks: 8, 9)

Tenor Saxophone – Joe Henderson (tracks: 1, 3, 11)

Written-By – Kenny Garrett (tracks: 1 to 10, 12), M. Dixon* (tracks: 11), R. Henderson* (tracks: 11)