NHK BSの深夜枠ドラマ『植物男子ベランダー SEASON2』を欠かさず観ている。
隔週というか不定期放送がやや残念ですが、まあそれはそれで。
ドラマ自体はくだらないファンキーなノリで作られてますが、芸達者な役者達がアドリブ全開好き放題に演じているおかげでキャラ立ちまくり。
まあ、それを楽しむつまり役者の演技を楽しめる作品です。
ストーリーありきでない『フレンズ』的な作り方が功を奏してますな。
悪ノリしすぎてコケている放送回もチラホラですが観終わって残念感を覚えるほどではない。それはある意味攻めているということですから。
脱サラした気ままなフリーランス、バツイチで20歳くらいの息子が1人、ホビーに対する執着心が半端ないところなど田口トモロヲ演じるベランダーには他人とは思えないシンパシーを覚えます。
まるで僕じゃんと思いながら毎回観てしまう。
で、個人的に一番楽しめたのが、第6話『その男、茂木梅吉』
この放送回はダントツで出来が良い。
いやー松尾スズキのコメディー演技最高だわ。
そして彼の使い方のなんと上手いことか。
抜群のセンスだと思います。
それとこのドラマはBGMも凝りに凝っています。
第6話のオープニングはエリック・サティのグノシェンヌ第1番だし。
この音と盆栽を眺める茂木梅吉(松尾スズキ)が妙にリンクするんですよね。
「盆栽はいいよ〜」