グラスコンポジット

 

 

以前から気になっていたグラスコンポジットブランクスのロッドを使ってみることにした。

モノはジャクソンのカワセミラプソディ(型番:KWSM-C43UL-G)

他の選択肢もあったのだが、同メーカーのバギースピナー使用前提であったため、

「どうせならおそろにしてみよう。」

レングスも4フィート前半くらいを想定していたので(メインで使っている3.8フィートと5.1フィートの中間サイズが欲しかった)ちょうど良し。調子もレギュラーで好感。

結局ですね、バギースピナーのデメである乗りにくさを少しでも解消したかった(笑

渓魚のバイトをもう少し拾いたい(笑

あのぶつかって終わりor 「よしっ食った!」からの速攻バラし(合わせる間もない)がイラつく。

ドラグの設定もシビアで面倒い。

その辺にストレスを感じて久しいのだ。

以前は、

「どうせリリースするのだからランディングするしないなんてどうでも良いわ。渓魚なんて次から次にバイトしてくるし。」

と痩せ我慢していたが、

「もしかして俺って下手くそ?」

と低レベルをうっすらと自覚し始めたことも。

まあタックル(ロッド)に頼り過ぎも何だが、現状を無抵抗に受け入れるよりは良いだろう。

グラスロッドが全てを解決するとは思っていないが試してみよう。

早速週末の釣行で使ってみたので感想などを。

朝一はホームマイナー支流上流域に行った。

 

 

暗っ。

早朝というわけではなかったが入渓時は夜のような薄暗さだった。

 

 

めっちゃ山奥ではないのだけど雰囲気は源流域。

本当の源流域はもっと上なんだけどね。

湧水が多いので水量はそこそこで、魚影も飽きない程度に釣れるくらい。

のはずだったのだが、反応が薄い。

 

 

それでもポツポツとは釣れるのだが竿抜けで食っているのが気になった。

 

 

岩ゴツゴツでちょっと遡行しにくいためあんまり人来ないのだけど先行者が居るのかなと思い始めた。

居るとしたらジモティかヘビーリピーターなので釣果は期待できないだろう。

 

 

いかにもな落ち込みでこのサイズしか追ってこないのを確認していよいよ人の存在を意識するようになった。

そして入渓から2時間くらい経った頃フライアングラーを前方に確認。

やっぱ居たか。

追いついて話しかけた。

一応僕は監視員だからね。

ベテランフライマンという風体の彼曰く、

「5、6寸程度(掌を示して)が片手くらいしか釣れていない。」

それが本当だとするとあまり上手い釣り師ではないのだろう。

ルックスは雑誌から抜け出たようなスタイリッシュさだが、こういうカッコ良い釣り師で上手い人を僕は知らない。

何度も来ているようなのでこの現場がお気になようだ。

釣り券(腕章)を誇示してきたので僕が無券を疑っていると思ったのかな。

大丈夫。この手の人はモラルを持ち合わせていて無券でやらないのを知っているから。

無券で釣りする輩っていうのは…

すぐ上の堰堤までやって退渓すると言っていたが、その上は源流域で魚影が薄いのを知っているから僕も続ける気はない。

近場の別の支流に行くことにして退渓した。

 

 

ホーム最大支流の上流域で所謂里川だが魚影はおそらく一番濃い。

何しろ大量に放流しているからね。

僕のお気にな現場の一つで、単に釣りやすいだけでなく大好物の瀬が散在している。

魚からの反応をコンスタントに取れるからニューロッドを試すのにも適しているだろう。

 

 

こういう瀬を見るとワクワクする。

時期にもよるが居る時は渓魚が溜まっているから丁寧に探ればいくらでもバイトが出る。

ただしこれくらいのロケーションだと38フェンウィックではメンディング面でのデメが出て使いにくく、そのため51テンリュウを使ってきたが、ブランクスの張りが強すぎてバイトをバンバン弾いてしまって、所謂バイトゲームになってしまう。

良い魚を掛けて成す術なくバラしたことも多い。

だから43ジャクソン(以後こう記す)に期待してしまっているのだ。

 

 

魚は数えることもしないほど釣れた。

そういう現場である。

この日の釣行からウェットウェーディングスタイルを解禁したのだが、気温が低くて寒かった。

震えながら遡行していて、釣りに集中できない。

濡れている下半身より上半身が寒いのは意外だった。

寒気というは上半身に来るんだね。当たり前か。

気温が15℃くらいしかなかったので流石にウェットは厳しかった。

最近は初夏の暖かさだったので余計低温のギャップにやられたこともある。

 

 

僕の好きな瀬釣りは満喫できたが寒さが足をひっぱりちょっと辛かった。

足元の装備が替わったことで不慣れ故の歩きにくさもあり落水もした。

 

 

魚は普通に瀬に付いており、見つけるのがあまりにも容易だった。

サイズは出なかったけどね。

6寸くらいのがコンスタントに釣れたが、それ以上にチビが食ってきてウンザリ。

 

 

最大でも7寸程度。

過去良型も何度か出ている現場なので物足りないが、他の釣り師を一人も見かけなかったことは幸い。

大量放流しているから釣りやすい支流なのだが、藪漕ぎを嫌って人が来ていないのかな。

今朝入ったマイナー支流の更にマイナーな上流域にすら人が居たのに。

意外な現場ごと竿抜けになる原因は何だろう。

案外里川は渓流釣り師に好まれないのか?

渓相を(渓流の雰囲気を)気にするのだろうか?

まあ釣りたいのなら変なバイアスかけた選り好みをしない方が良いと思う。

雰囲気重視なら好きにすれば良いが。

 

 

数釣りの状況だったのでネットの出し入れが面倒くて一度も使わなかった。

良型が掛かったら使おうと思っていたが、その機会は訪れなかった。

で、43ジャクソンの使用感だが、

純粋なグラスロッドではないことを承知して(グラス50% カーボン50%)入手したのだが、一般的なグラスのイメージとはだいぶ違う。

張り自体はグラスロッドのイメージと相反する程強め。

ブランクス径は同程度のパワーとレングスのカーボンものより太め。

だからカーボンのようなビシッとした振り抜けではない。

カーボン以上に反発を効かせて(より意識して)ルアーを発射させるイメージだろうか。

リールはアルデバランBFSをセットしたのが、少し先重りする。

やっぱブランクスが少し重いのである。

ショートグリップにしていることもバランスに影響しているようだ。

このブランクスならグリップ長(リアね)はもう少し長くした方がバランス的には良いだろう。

ただそうすると全体重量が増えてしまい、多分渓流釣り師に敬遠される(笑

軽さは正義という面を否定できないからね。

バランス面を解決するのなら少し重めのリールをセットすれば良い。

例えばカルコンBFSとか。

もし43ジャクソンを気に入り常用することになったら相棒(リール)探しした方が良さそうだ。

アルデバランが全くのミスマッチというわけではないが、僕はバランスを凄く気にするのでこういう感想になっただけ。

現場を変えてもっと使い込んでこのロッドの評価を固めたい。

まだちょっと良くわからない(バランスの問題もある)というのが現時点での感想です。

蛇足だが、ヒット率は少し上がったと思う。

ストレスを感じるような乗りにくさは全く感じなかった。

やっぱグラスの効果なのだろう。

一番重要なのはバギースピナーとの相性なのだが、そこにちょっと疑問符がある。

わずかだが投げにくさを感じてしまっているのだ。

だから必要十分なアキュラシーが出なかった。

これがグラス特有な性質に僕が適応できていなかっただけなのか、根本的に(スペック的に)バギースピナーがこのロッドには軽過ぎなのか。

前者であれば慣れが解決するだろうが、後者の場合はミスマッチということになってしまう。

他のルアー(ミノー)なども試しつつ色々とマッチングを図ろうと思う。