疲労感

 

平日に準備して週末に渓流釣行をする生活パターンに体が馴染んだのは良いが、毎朝やたら早く目覚めてしまうようになった。

4時には起床している。

それでいて就寝も早いかと言いうとそうでもない。

11時頃である。

ちょっとね、体がキツい。

資格試験勉強をしていたため3シーズンぶりに渓流釣りを再開したのだが、我慢していた反動が出て夢中になりすぎているようだ。

タックルへの出費も嵩んでいるが、それを意識しつつも散財が止まらない。

3.8フェンウィックを買ったばかりだが、それに合わせるリールも欲しくなった。

で、22アルデバランBFSを中古入手し早速使い始めた。

 

 

超軽量を条件にするとアルデバランしか選択肢がない。

スプール径29mmがどんな感じなのか興味があったこともある。

ややピーキーだという一般的な評価であるが、実際使うとそういう印象はなかった。

使い込んだ16アルデバランBFS(32mm径スプール)と比較すると、

全く重量が同じためか大きな性能差は感じないというのが率直な感想だ。

幾分かだが3gのバギースピナーをより低弾道で投げやすいかな。

微妙な差しか感じないが使い込めば印象が変わるかもしれない

ブレーキ設定は16アルデバランよりシビアにした方が良いだろう。

同じ値に設定したら向かい風に対応できずバックラッシュしてしまう。

今のところ様子見でブレーキを3半くらいで試しているが、

3に設定すると確実にラインが浮くのでサミング必須。

 

先週末の釣行について。

 

 

朝一は本流から枝分かれした規模の大きい支流の中流域に入ったが鮎師が現れたので早々に撤収。

そう言えば鮎釣り解禁していた。

仕方なく上流域に移動した。

連休中に釣行した現場だが1ヶ月経って様変わり。

草ぼうぼうのボサ川に変貌していた

そのためヘビーな藪漕ぎを強いられた。

出口が見つからないような酷い密度な上に蔦が絡みついて前進を阻む。

これでは人は入らないだろうな。

おかげで釣りやすかったが、良い状況なのかそれとも悪い状況なのか。

まあ場を休ませて魚を守ると考えれば良い状況なのだろう。

 

 

人が入っていないので魚は普通に釣れた。

この規模の川では3.8フェンウィックがマッチしていて使い勝手がとても良い。

窮屈さがないと本当に楽だ。

 

 

ラバーネットに変えて良かったなと実感した。

魚があまり暴れなくなったしフックの絡みがないのでノーストレスである。

ポーチから出す時スムーズではないことが唯一のネガかな。

ギチギチタイトにポーチインしている上に摩擦が大きくて引っかかるから取り出しにやや難儀してしまう。

 

 

前回対応できなかったポイントでの釣果。

 

 

写真中央やや右側のブッシュの下の流れに魚がついているのだが、前回はブッシュ奥までルアーを送り込むことが難しくて攻略できなかったのだが、3.8フェンウィックとバギースピナーの組み合わせなら問題なかった。

奥にぶち込んで着水後即テンション入れることでアップでも十分魚にアピールする時間を稼げて誘うことができる。
だだし一発勝負のスリリングなシチュエーションではある。

タイトなスポットなので渓魚相手に2度目はほぼない。

 

 

バギースピナー以外での唯一の釣果。

トロ場だったのでバック&フォースを使ってボトムを取りシャクリを一回入れたら食った。

 

 

その後飽きない適度にポツポツと釣れたが中々サイズアップしない。

そのため一旦退渓した。

そして藪漕ぎに疲れたこともあり早めのランチタイムに。

 

 

ランチ後車で上流域に移動し前回はやらなかったエリアを遡行した。

なんとなく魚は少なくて釣りづらいイメージのエリアだったが、そんなことはなく普通に釣れた。

人気支流なのだが前述の理由で人が入っていないこともあるだろう。

 

 

色々とバランスが良いこともあり、またパイロットルアーとしてとても頼りになるためバギースピナーを繋ぎっぱだ。

他のルアーをほとんど使っていない。

藪漕ぎで疲弊しルアーチェンジするのが面倒くさいということもある。

 

 

この日の最大魚。8寸だがヒレピンで見栄えの良い個体だった。

濃いブッシュが覆っているため以前なら苦戦したポイントだが、やや遠目からフリップでスムーズにバギースピナーを送り込めたために食わすことができた。

前捌きが楽な超ショートロッドのメリットを実感した瞬間。

 

 

魚がネットの中であまり暴れないので写真撮りやすくなった。

早くリリースできるため時短につながっている。

 

 

上流域には僕の好きな瀬が散在する。

こういうエリアでもバギースピナーを使う。

メンディングにしっかり気を配れば根掛かりも避けられるし岩の間を回すことができる。

瀬でも釣果があり、まともなサイズでつ抜けしたことでこの日の釣行を終了した。

 

翌日は本流上流部に入った。

連休中にも来たが水量が少なくて釣りにならなかった現場だ。

前回よりは水量が多少あったが渋いのは同じだった。

 

 

岩が露出し過ぎだ。

これでは警戒心も強いだろうし食わせるのがむずい。

それでもなんとか魚を見つけてバイトは取れていたのだが。

 

 

ある程度川幅があるので5.1テンリュウを使った。

3.8フェンウィックばかり使っていたためか使用感が全く違って感覚が追いつかない。

数シーズン使い込んでいるはずなのだが、2本のキャラが違い過ぎて直ぐには慣れな

かった。

おかげで良型を2本立て続きにバラして泣きそうになった。

「やっと掛けたのに」

5.1テンリュウの硬さが仇になった。

「えっ!何故?」

疑問符が沢山湧くようなバレ方するんだよな。

慣れていたはずなのに。

ドラグを緩めてある程度魚に引っ張らせないとダメなのだ。

その辺すっかり忘れていた。

3.8フェンウィックの感覚で取り込みしようとしたしドラグも締めてしまった。

 

 

それでもなんとか1本釣り、ボウズは免れた。

リベンジできた感じではないけどね。

次回もっと水量がある時に来よう。

本来は良い釣り味が得られる現場だからね。数は出ないけど。

退渓間際に良型(明らかに尺上)を掛けて喜んだのも束の間まさかのラインブレイク。

今度は魚に引っ張らせ過ぎた。

良型と分かり慎重になり過ぎてしまった。

0.3号PEが露出した岩肌に擦れて一瞬でプッツリいった。

まあリズムが悪い時はこんなもの。

それにしてもラインブレイクは情けなさ過ぎて凹んだ。

悪いことは続くものでその後渡川中に足を踏み外して落水。

散々な本流上流域の遡行を終えたのでした。

 

その後本流枝分かれ支流の源流部まで足を伸ばした。

 

 

ここは人気のあるエリアで人が結構入る。

連休後でもあるので難しいだろうなとは思っていたが案の定魚の反応は薄かった。

 

 

それっぽいポイントは無反応で竿抜けでポツポツとチビが食ってくる。

あとはブッシュが覆っていて攻めにくいポイントとかでは魚の反応があった。

まるで美味しいところだけ食われた残り物のような現場だった。

あまりにも解りやすくね。

飽きてしまったので流れ込みのチョロ川に浮気。

そこに魚が居るのは知っていた。

過去爆釣したことがあったから。

 

 

支流というより流れ込みという感じで、狙えるのはこんな感じのタイトプールのみ。

でもね、こんな所に魚居るんだわ。

一般的なシンキングミノーでは無理。

引くスペースがほとんどないからポチャンと落としておわりだ。

CD3ですら厳しい。

バギースピナーならギリ狙える。

 

 

もちろん釣れるのはチビだが、めっちゃ綺麗で見栄えが良い。

点在するタイトプールそれぞれに一匹は必ず居るという感じ。

 

 

それなりに楽しめていたがチョロ川の遡行を開始してから1時間ほど経った頃に疲労が急に襲ってきて思考も体の反応も鈍り出した。

危ない状態である。

上写真の落ち込みの前に倒木が斜めに入っているが、これが見えないほど(視覚に映らないほど)疲労していた。

条件反射的にキャストしてしまい、当然倒木にルアーを引っ掛けた。

更にそのことにも気づかずノーサミングでスプールを回してしまい大バックラッシュでライン爆死。

そこで初めて我に返った。

もうバックラッシュを解く気力も湧かず(直せない程酷かったが)下山することにした。

少し釣行のペースを落とした方が良いかも。

怪我してしまう前に。