チートレベル

 

先週末の釣行について。

週末に釣りして月曜にここにアップすることがルーティンになっていて、

朝っぱらからブログ書くのは月曜日だけ。

最近釣行後に体力的なキツさを感じていたため多少無理のあった遡行ルートを見直すことにした。

山登りを避けるというより遡行ペースを緩めてまったり釣りするのも良いかなと。

もう既にやれることはやってしまった感じだし、

まあ2周目ということで余裕を持ったこともある。

各現場の入渓〜退渓の時間と体力消費レベルも大体把握した。

ブランクによる感覚の鈍りもほぼ無くなった。

ようやく本調子になりつつある。

それとニュータックルが期待通り現場にフィットして機能しているため魚探しが以前より楽になった。

38フェンウィック+バギースピナー

このタックルセットは色々な意味でグッドバランスなため僕のホームではとてもマッチしていて使いやすい。

超ショートロッドはポジションの自由度がありピンスポットへのアキュラシーが極めて高いため攻略可能な選択肢が確実に増えた。

変態スピナーはブレーキ機能を備えているためタイトなプールでも普通に魚を拾え、表層からボトムまで全方位対応できるポテンシャルがある。

そのため源流域や小渓流ではシンキングミノーの出番がほとんどなくなった。

移動とキャストを頻繁に繰り返す小渓流ではルアーチェンジは実は非効率であり、時間を消費する割には結果が出ないことが多い。

心理的な要因でルアーを変えることも多く、合理的とは言い難い。

汎用性の高いルアーであれば繋ぎっぱで通せば良い。

今はそう思っていてバギースピナーばかり使っている。

そのうち(飽きたら)また考えが変わるかもしれないが。

チートレベルの武器を手に入れたのだからそれで戦えば結果はついてくる。

レベルアップを考える前にまだまだバギースピナーでの発見があるような気がしているしね。

だから当分はこのスタイルで行くつもりだ。

 

 

土曜日の朝一は前回良い魚を何度かバラして悔しい思いをした支流に入った。

リベンジしたかったのだが結果的に惨敗。

僕にしては珍しく型狙いだったが数もサイズも出なかった。

 

 

入渓して直ぐに7寸が出た時は期待したのだが。

後が続かず。

 

 

退渓間際まで全く釣れず、諦めかけた頃やっと出てくれたが前と同サイズ。

結局最初と最後だけだった。

まあありがちなパターン。

前回以上に水量が乏しくロケーションがプアだった。

流れにもっとボリュームがないと良型は厳しいか。

水量の増える梅雨の頃にもう一度来よう。

タイミングが合えば良い魚が狙えるのではないかと思っている。

超観光地で興醒めするためか人は入ってないようだしね。

釣れなかったこともあり2時間程度で切り上げて別の支流に移動した。

 

 

固有種(原種)が釣れることで知られる支流で、

高低差があり堰堤や砂防ダムが多いため遡行労力多めだが、

下流域は放流個体が釣れ上流域は原種(ネイティブ)が釣れるため趣が変わってなかなか面白い。

要所に車を止められる場所があるため入渓と退渓を3回繰り返すことで全域遡行できる。

入渓場所の少し上流に車を停めてから一旦道を下り、遡行して車の近くで退渓することを繰り返すのだ。

いつもの場所に車を停めてから歩いて現場に向かっている途中でいきなり軽トラが横づけしてきて、

「上の路肩に車を停めたのはあんたかね?」

年配の農家風の男が横柄に尋ねてきた。

「あそこはこれから草刈りをするために皆が集まるから車を停められると迷惑なんだ。どかしてくれや。」

かなり怒った口調なので素直に詫びてから一旦車に戻り移動させることにした。

車に戻るために山道を歩いて登っていると、先ほどの軽トラが戻ってきてまた僕に横づけ。

そして手で荷台を指している。

駐車場所まで乗せてってやるということなのか。

余計なお世話だと思ったので手を振って断ると、エンジンをふかして爆音と共に走り去った。

きっと気を悪くしたのだろう。

だって既に迷惑かけているわけでもないのにあの言い方はキツ過ぎる。

いくら何でも失礼だ。

それと後から親切心をゴリ押しって意味わからない。

一連のゴタゴタで時間を使ってしまい釣りを再開できたのは10時頃だった。

 

 

残り時間と駐車場所の問題もあり下流域はカットして上流域のみ遡行することにした。

そして誰にも文句の言われない場所に車を停めていたのだが、あの軽トラのおっさんがまた来て僕のことをチェックしていた。

わざわざ追っかけてきたのだろう。

まるで不審者扱いじゃないか。

最近はこんなことが続いていて、釣行中はあまり人と絡みたくないと心底思うようになった。

地元民には気を遣って接してきたつもりだが、相手に敵視されているから無意味なのかもしれないとも。

 

 

この川の上流域で釣れるネイティブ個体は独特だ。

朱点が薄く背が黒い。

 

 

サイズは出ないが数は釣れる。

原種は警戒心が強くて食わせがむずいがバギースピナーだとバイト率が高まる。

 

 

サイズが出ないことはわかっているので割り切って数釣りに徹する。

つ抜ければ良いかなと。

 

 

この子は原種ではないかな、ハイブリット個体もいそうだが。

 

 

高巻きする度に状況が激変する川で急に釣れたり釣れなくなったりギャップが激しいのが特徴だ。

そんなに人が入る川ではないので生息数の問題なのかもしれない。

そしてあっさりつ抜けしたので早めに切り上げることにした。

体力の問題もあり無理するのはやめようということで。

 

日曜日は早朝から雨が降っていたが本流上流域に入った。

連休中などは人が多く入るため敬遠していた。

まだ遡行していないエリアが残っていたため様子見目的だった。

ハイプレッシャー故もし反応が悪いようなら源流域まで足を伸ばすつもりだったがその必要はなかった。

 

 

エントリーしやすく渓相も良いので人気エリアである。

放流もしているので魚も多い。

ただ成長が悪いのか良型は抜かれてしまっていないのか型は全くと言って良いほど出ない。

 

 

良型が居つきにくい環境なのかもしれない。

好ポイントは多く点在するが深みはないからね。

まあ観光地なんで。

 

 

釣れるのは稚魚放流されれ成長した個体主体だが時々原種も混じる。

上の子は源流域で釣れる個体と特徴が似ているので原種っぽい。

パーマークが薄過ぎる気もするが。

 


放流ものは朱点が目立ち背が薄茶だ。

食いもこっちの方が良い。

結果的に放流ものが多く釣れる。

 

 

ルアーを追い食いするのは放流もの。

発射食いするのは原種っていう感じ。

原種も追ってくることがあるが大体食わない。

黒い魚影が追ってきても食わないことがわかっているから期待しない。

実際食わないのだが。

 

 

この日は雨の影響もあり数は出たがネットを使うほどの型は出なかった。

本流上流域を予想外に早く遡行し終えたので枝分かれ支流に移動した。

ここもまだ遡行していなかったので様子見のつもりで。

 

 

魚は思っていたより居た。

型は小さい。

上流に行くと良型が狙えるのだが時間がなかった。

 

 

チビがポツポツ釣れる。

渓流釣りで、良型が期待できるが数が全く出ない川とサイズは期待できないが数釣りできる川。

どちらが良いか?

その日の気分次第だが、前者の方が面白味はあるかもしれない。

本流中流域が正にそれなんだろうけど、

ただあれは苦行に近いものがある。

まあ釣れない釣りに疲れたらチビばかりだけど数釣りできる川で癒やされれば良いのだろう。

今回はチビの数釣りの回でした。