先週末の釣行について。
土曜日は午後に用事があったため午前中のみ釣行。
現場は本流から枝分かれした支流のさらに支流、ポピュラーなためアングラーが多く入る川だ。
そのため敬遠していたのだが様子が知りたかったので覗き(遡行)に行った。
いつもの場所に車を駐車し、いつもの場所から入渓して遡行開始した。
全く魚影がない。
竿抜けもマメに探ったが同様に反応なし。
放流河川で全然魚が居ないはずがないので直近で人が入ったのだろう。
というか叩かれまくっているため沈黙しているのかも。
そして竿抜けエリアでようやくチビが食ってきた。
今日は時間もあまりないしボウズにならなくて良かったと思いながらパチリ。
その後退渓間際にやはり竿抜けでややマシなサイズが出てくれた。
絶対誰も狙わないだろうなというピンポイントである。
3年ぶりでブランクはあったが良く知るフィールドなのでそこに居るのは知っていた。
バギースピナーをブッシュの際に差し込むと着水即で反応した。
魚の付き場は時間が経っても変わらないなと思いながら一旦退渓した。
あまりにも面白くなかったからね。
様子が知れたのでそれで良し。
この区間にはしばらくは来ないだろう。
その後林道を行けるとこまで上がり、スペースを探して車を停めて再度入渓した。
源流に近いエリアだが遡行が大変だからかあまり人は入らない。
砂防ダムが続くため高巻きも面倒いのだ。
砂防ダムの上はこんな感じでそこそこ水量はある。
だからダムがあるんだけどね。
先ほどボウズになりかけたエリアとは違い魚はネイティブで数もそれなりだ。
だから普通に釣れる。
昼までには帰宅しなければならないので残り時間は1時間半しかなかったが、あっさりつ抜けることができた。
効率重視のためバギースピナーを繋ぎっぱにし、ロッドは小渓流仕様の38フェンウィックだ。
とにかく使いやすいし魚を拾いやすいタックルセットだと思う。
いかにも小渓流だが渓相は良い。
蜘蛛の巣は少なく、メマトイもあまり飛んでいないから釣りしやすかった。
そしてダムの高巻きが面倒いおかげか人は入っていないようだ。
岩には苔がビッシリ。
この緑緑した苔はあまり滑らないのでいきなりズルッとくることはない。
結構な急斜面なので岩をよじのぼりながらの遡行になる。
森を抜ければ多少は楽だが釣りできないよね。
所々あるプールを叩きながら上を目指す。
この日一番のサイズ。
8寸の真っ黒な個体だった。
ダム下の溜まりで食ってくれた。
バギースピナーは比重があるため深いレンジも容易に探れる。
シャローもトロ場もOKなためルアーチェンジの手間が省けて良い。
瀬を攻めるのにはややコツがいるがオールマイティーに使えるルアーだと思う。
「スピナー?ミノー使えよ」とバカにしてはいけません。
メンディングが極めて重要ね。
あとはテンションの調整を入力加減で行うだけ。
シンキングミノーのようなアクション付は不要なため、その手のロッドワーク不要。
だからコース取りしやすく、想定ルートを正確に引くことができる。
僕は、ルアーの自発的アクション以上に着水からピックアップまでの引いてくるルートが重要だと考えているのでバギースピナーはマッチする。
日曜日は連休中に一度来た支流の上流部から始めた。
前回は数釣りできたのでそれなりに期待していたのだが。
入渓点での一投目にいきなりヒット。
サイズも良かったがネットに入れ損ねて(油断してた)逃げちゃった。
後から思い返すとブッシュに覆われていた竿抜けだったので釣れたんだな。
つまりその後はパッタリと魚影が消えた。
追いすら全くなし。
2時間近く遡行したがノーバイトだった。
魚を全く見つけられないという完封負けである。
おそらく直近で人が入ったのだろう。
マイナー河川だがジモティは知っているからね。
それにしても竿抜けすらほとんどないほど攻め切られているのには呆れた。
結局降参する形で退渓し、その川の下流域で再入渓した。
そこも魚影自体は薄かったがポツポツとは釣れた。
やはりバギースピナー繋ぎっぱでの遡行だった。
この日新しく試したマットホワイトカラーが当たりだった。
このカラーのバギースピナーへの反応が特に良かった。
そして僕のお気にカラーになりました。
ブレードの裏面は蛍光イエローに塗ってあり、タングステンウェイトは蛍光オレンジに塗ってあるからデフォルトではないのだけど。
7寸の上の子が釣れたエリア。
流芯からズレた手前の倒木の横の石に付いていたようだ。
バギースピナーは流速がなかったり反転流が出ている箇所は抵抗が強いため極端にスローに引かれるため水中を浮遊している様を演出できる。
スローに移動するルアーに反応する魚は確実に居て上の子が正にそれだった。
ミノーには出せない強みだ。
ミノーに比べたら水中を流れずに止まっているに等しいからね。
ピックアップまでの時間を稼げることはメリットだと思う。
退渓場所のトロ場でバギースピナーを遠投し、着水後カウントダウンして沈めてからゆっくり引いていたら食ってきた7寸個体。
そのエリアでは過去釣れたことがなかったのでプチサプライズ釣果であった。
その後退渓したが昼前と中途半端な時間だったのでポイント移動し前日時間切れで遡行しきれなかった支流の源流域に入った。
最上流の砂防ダムの更に上になるので魚影が薄いのは知っているのだが最後までやりきりたいなと。
入渓後直ぐ釣れた子。
レイダウンの下から飛び出してきた。
ショートディスタンスでもしっかりアピールできるバギースピナーに。
源流域とは言え水量はそこそこある。
渓相も悪くないのでポツポツとは釣れた。
サイズは出ないけどね。
急斜面を流れる小渓流なのでプールにしか魚は居ない。
源流でも水量を保てているのはチョロ川が沢山流れ込んでいるからだ。
こんな感じの細川が源流域で複数合流することで水量を担保している。
ポツポツ釣れる子はこんなサイズ。
源流にポツンと潜む良型は期待できなさそうだ。
苔むした岩をよじのぼりながら魚を探すが、キャストできる場所はあまりない。
それでも止められずにズルズルと遡行を続けてしまう。
この手の小渓流は止め時が見極めにくいよね。
この比較的大きな溜まりで魚影が確認できなかったので引き返して退渓した。