
連休初日は体調を崩して釣りに行けなかったが、復調した翌日は早川水系の黒桂河内川(ツヅラゴウチガワ)に釣行した。
否実際には釣行していない。
直近でまとまった雨が降ったようで川は増水し濁りが酷く釣りにならなかった。
キャッチの写真は駐車場所から入渓場所の野鳥公園に向かう吊り橋の上から早川を撮ったもの。
写真では水量が多く見えないが濁っているのがわかるだろう。
本流の富士川自体の濁りが尋常ではなく、ほぼ石灰色という有様。
現場までは富士川沿いを上流に向かって走るルートなのだが本流を見た瞬間にやる気が失せた。
それくらい濁っていた。
支流の早川もほぼ同様で下流部は濁流に近い状態だった。

それでも野鳥公園を周りながら入渓場所を探った。
「多分釣りは無理だな。」
と思いつつ現場調査だけはしとこうと。
最初の堰堤は楽に巻けたのだが、その後渡川をしないと遡行を続けられない箇所に出くわしたため断念した。

渡川はまず無理。
平水なら大丈夫そうだったが、この日は水位が高く流れの勢いがあり過ぎる。
ただ現場のイメージは得られたので近いうちにまた来よう。
黒桂河内の遡行は難易度が高いらしいのでいつかチャレンジしたいと思っていたのだ。

黒桂河内川を諦め、次に向かったのが先週に釣行した奥沢谷。
下流部は水量の少ないチャラ瀬だったのでちょうど良い感じになっているのかなと都合良く考えたのだが。
ダメ。
ここも増水していて濁りも強い。
一応竿出してみたが魚影皆無。
一旦退渓し登山道を30分ほど歩いて分岐点先から入渓してみたが、ここもダメ。
水量が多すぎて遡行不可であった。
駐車場所に戻り、さてどうしよう。
諦めて帰るか?
早川水系は魅力的な支流がいくつも枝を広げているのでどれかは釣りがまともにできる程度の水位と濁りの現場があるはずだ。
そう思いながら幾つかの支流の様子を車を降りてチェックした。

で、なんとかこの程度の水量なら遡行可能ではないかと思える支流を見つけ、早速入渓した。
入渓場所からしていかにも渓魚が付きそうな渓相だったが1投目でチビが釣れた。

今日は魚を見れないと覚悟していただけにチビでもちょっと嬉しい。
その後もルアーを追う魚影を確認しつつ遡行を続けることに。
魚からの反応があると渓魚釣りは俄然面白くなる。
サイズ云々はチビ釣りに飽きてきた頃に湧いてくる不満であって、それまでは楽しい気分でいられるのである。
ただこの現場、足跡が沢山ある。
あまりにも多い。
そこらじゅうに足跡があるのだ。
「どんだけ人が入ってんだか!」
これは個人的な考えだが、
「足跡の多い現場は竿抜けも多い。」
そう、雑な(下手な)釣り師は足跡を当たり前のように残すと思っている。
だから竿抜けがちゃんとあるという理屈だ。
だって上手い釣り師は足跡残さないもの。
だから足跡があっても僕は悲観しない。
むしろ竿抜け中心に探るという戦略が固まるから楽っちゃ楽。
まあ良型は抜かれている可能性が高いけどね。

川に沿って林道が伸びているので入退渓はイージー。
だから当然人が沢山入る。
ただ竿抜けはちゃんとある。
そういう印象の現場であった。
チビばっかだがポツポツと釣れたからそれなりに楽しむことはできた。

他の支流に比べて相対的に水量が少ないというだけで普段よりはきっと多いのだろう、渡川には細心の注意を払った。
怖い思いはしなかったが決して楽ではなかった。
渡川ルートはヘソくらいの水位で流速(トルク)も動けなくなるほどではない。
瀬が多いのだけど魚が付く瀬ではない。
出岩がほとんどなく平坦なためだ。
流芯が直線的でルートが単独だから所謂三角形がない。
ダラ〜と流れているだけ。
工事や出水を繰り返しているのだろう。
そんな地形と渓相だった。
あんま好きくないかな。
魚は沢山放流しているのだろうね。
魚影は濃い。
堰堤がこれでもかとある。
川沿いに林道が伸びているから高巻きは楽。
つまり遡行も入退渓も楽。
そして渓魚も普通に釣れる。
ルアーでは難しいという感じはしなかった。
サイズは出なさそうだが。
堰堤の高低差はかなりある。
砂防ダム的だ。
良く釣れる区間と全く魚影がない区間が堰堤によって区分けられていた。
放流量の関係か?
退渓間際になんとか7寸強が食ってくれた。
岩盤のぶっつけにできた反転流の中から飛び出した個体で良く太っていた。
ただパーマークが薄く見栄えはあまり良ろしくない。
早川水系はみんなこんな感じだろうか?
まだ綺麗な魚体を見たことがない。
遡行開始が遅かったこともありこの連続小滝のエリアで止めて退渓した。
ちょっと高巻きが面倒くて、左岸側の崖を登って行けそうなことだけは確認して上流エリアは次回のお楽しみとした。
この支流は上流の方が面白そうな気がする。
中流エリアは工事が多いし、人も多く入っているし、特別この現場に拘る理由はないのだが林道が切れている先は入渓しずらそうで人があまり入っていないのではないか。
止めようと思ったのは高巻きが面倒いだけでなく、背後にあったこの枯れ木が一瞬熊に見えてビビったから。
「わっ!真後ろに熊が居る。」
本気で焦りました。
まあ普通に熊が出そうな現場なんだけどね。
途中から急に遡行がキツくなる。
増水の影響もあるが、渡川ができずに高巻きしなければ上に行けないようになるから。
最後の場所は川が分岐するのだが流れがキツくて渡川が不可だったため一旦林道まで登り終点まで林道を歩いて崖降りする。
50mくらいの崖には先人が掛けたロープが2本あり、それを使わせてもらった。
ロープがないと降りるのはちょっと無理かな。








