印象に残るワンパンチ14

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Juan La Porte vs. Rocky Lockridge 

Date: 1981-08-22

Location: Showboat Hotel & Casino, Las Vegas, Nevada, United States

Referee: Davey Pearl

Division: Featherweight

Stakes: USBA Featherweight title 

 

Juan Laporte-BoxRec  

後に2度メジャータイトルを獲得するロックリッジを失神させたラポルテの右ショート。

ラポルテのパンチングパワーをボクシングファンに知らしめた試合ですが、彼は以外とKOパーセンテージが低い。

試合を観ずにレコードだけで判断するととてもハードヒッターとは思えないもの。

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マッチアップデータ。左がラポルテ。

これだけパンチがあるのに何故倒し屋ではないのか?

試合ぶりをご覧になればわかります。

的中率が低い。

悪い意味での一発屋

相手が予測できるオフェンスに終始しますから当たりませんし、パンチが当たっても身構えられるからあまり効かない。

不器用なファイターでしたね。

だからスキルのある実力者には噛み合わせてもらえず空回りさせられてしまう。

たまたま噛み合ってしまったのがロックリッジ戦ということなのかな。

ロックリッジは不器用なラポルテを過小評価していたのかもしれませんが。

倒しに行って逆にガツンとやられた感じでしょうか。

 

当時のフェザーウェイトを代表するファイターだった二人はトップにあと一歩のところで叩かれていたイメージがあります。

二人ともエウゼビオ・ペドロサのタイトルに挑んで敗れてますし、

二人ともウィルフレド・ゴメスに敗れてタイトルを手放していますし、

二人ともフリオ・セサール・チャベスに惜敗してますし。

実力はあるんだけどねー、なーんか残念な方々という印象がありましたね。

昔はこういうファイターが珍しくなかったのですが。

 

 

 

ロックリッジは引退後不遇をかこっており、ホームレスにまで落ちぶれていたそうです。

ところが動画サイトでチンピラをぶっ飛ばすシーンがアップされて注目されました。

 

 

 

何気にワンツーですね。反射的に出たのでしょうか。

ボクサー(引退していても)にケンカ売ってはいけないということで。