ショートレビュー ウィリアムス-ロザリオ

 

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Saturday 18, January 2020

Liacouras Center, Philadelphia, Pennsylvania, USA

Commission - Pennsylvania Athletic Commission

Promoter - Sampson Boxing - Sampson Lewkowicz, TGB Promotions - Tom Brown, King's Promotions - Marshall Kauffman

Matchmaker - Tom Brown

Media - Panama RPC Channel 4, USA FOX  

 

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マッチアップ:★★

スリル:★★★★

スキル:★★★

印象:★★★

 

『バナナ』という変わったニックネームのドミニカンであるロザリオは決して無名ではなくそれなりに注目されていたファイター。

12戦全勝レコードで北米上陸した最初の試合でKO負けと躓いたが、その後7勝1分でメジャータイトルマッチのチャンスを得ていた。

負けた試合は名前を売ろうとしたためか自分のスタイルをやや崩して攻め急いでいる感。

ガリモアの左フックの1発を食って効いてしまった。

本来は慎重なカウンターパンチャーでウィリアムス戦での戦い方が通常運転なのかな。

 

 

 

ベタ足でスピード感はないけどボディワークとガード連動タイプの複合ディフェンスからのナチュラルカウンターが武器。

手数がポンポンと出るタイプではないがカウンターパンチャーにありがちな手が出ない感じでもない。

バンタムやフェザーウェイトあたりにいそうな嫌らしいカウンターを要所で決めるタイプという印象だ。

4:6程度で相手に攻勢を取らせつつ隙を伺い、カウンターを突破口に攻め落とす。

北米の運動能力の高い黒人ファイターに有効な戦術だ。

ただS・ウェルターウェイトにしてはフィジカルが物足りないためか、やや線が細いというか力強さが足りない。

スピードとキレもね。

更に上のステイタスを手に入れられるかどうかは疑問だが、試合ぶりにスリルがあるので客受けはするだろうね。

オースティン・トラウトあたりとやらせれば実力評価が固まりそうだ。