代替えレジャーとしてルーティン化しつつある週末のダム観光ドライブに行って来た。
大井川のダムを巡り最終目的地は畑薙第1ダム。
静岡市街で国道1号から国道362号へ入り、千頭からは77号でひたすら大井川を遡り南アルプス登山口付近まで行かなければならないが途中の長島ダムと井川ダムも合わせて見ることができた。
半日レジャー派の僕だが午前中だけでこなすのは到底無理な工程であり、今回は丸一日ダム観光ドライブに費やすことになった。
8時に出発して帰宅したのは19時。
自宅からの距離は片道140km程度なのだが80kmは峠道であり、しかも道が狭く落石多数で道路の陥没箇所もあったため中々ハードなドライブだった。
しかもパンクのおまけ付き。
畑薙第1ダムに到着したのは午後3時ごろ。
先ずは長島ダム。
2001年に完成した新しいダムということで作りは近代的。
付近に公園や駅や遊歩道などがあり観光地化されている印象。
この日訪れた3つのダムの中で唯一僕以外の見物人が居た。
大井川鉄道の駅がダムのすぐ近くにある。
これも新し目の小ぎれいな建物だった。
ダム湖のグリーンの水色とコンクリのグレー色のコントラストが良い。
このダムはいちいち綺麗で造形美があった。
天端から眺めるダム湖。
その場では読めなかったが、後で調べてわかった接岨湖(せっそこ)
前日の大雨のためだろう、非常用洪水吐から豪快に水を吐き出してた。
常用洪水吐は6門もあり分散されているためか迫力はないけど吐き出す水量はかなりのものだ。
吊り橋の上に黒い点がみえるのは人。
怖くないのかしら。
僕には無理。
長島ダムは見せる工夫がされていることからも一般開放している印象だ。
3つのダムの中でまた来たい思ったのはここだけ。
じっくり見学したかったけど残念ながら時間がなかった。
お次は井川ダム。
大井川鉄道の終点駅の近くにある。
日本最古の中空重力式コンクリートダムとのこと。
堤体全体が苔むしていて歴史を感じるダムだった。
すぐ横にある資料館から堤体を眺める。
湖面からの落差がよく分かるアングルだ。
洪水吐からの水の吐き出しは結構迫力があった。
実際の高さ以上に落差のスケールを感じる堤体だ。
井川ダムに着いたのが正午過ぎだったのでここで昼ごはんをもらうことにした。
本当は屋外でお弁当広げるつもりだったが暑いのと虻がブンブンなので止めて資料館の中のエアコンの効いた展望部屋を使わせてもらった。
見物人が全然居なかったし職員も大らかそうだったので。
コンロはコーヒーと粉末スープ用。
吉野家の牛皿はテイクアウトしたそのままだと夏はヤバいので スープジャーに入れておいた。
汁ダクでオーダーするのがポイント。
4時間後でも温いまま。当然いたむ心配もなし。
コーヒー飲んでランチ終了したのが14時頃。
結構井川ダムに長居してしまった。
で、最後の畑薙第1ダムへ。
いやー道が悪かったなー。
落石だらけ。
シャコタン不可だな。
ようやく到着したが意外と見所が少ない?
50年以上前に作られたダムで中空重力式コンクリートダムとしては日本では最高落差だそう。
駐車場はグーグルマップでは公衆トイレと表記されている。
文字下が駐車スペースとバス停とトイレ建物。
いかにも登山口という感じだった。
ダム見学に来る人は少ないのでは?
山道がハードすぎるので余程運転好きでないと途中で嫌になると思う。
堤体を写すカメラアングルも限られている。
高さのある堤体は下から見上げるのが一番良いのだが無理だった。
天端を渡りベストアングルを探したがむずい。
せっかく来たけどあまり見所なかったなあ。
見物人は僕一人で電力会社の職員が洗車していた。
自宅からここまで通勤するの大変だろうなと余計な心配をしてしまう。
それとも寝泊まりできる施設があるのかな。
さて帰りが大変なので早々に見切りをつけて観光終了することに。
ここは管理所がないのでダムカードは車で10分程度降りた場所にある白樺荘でもらえるそうなのだがマップアプリが機能しなかったため通り過ぎちゃった。
気付いて戻るのも面倒くさかったので(道が悪いし)諦めた。
他の2つはゲット。
カードもらわないとやり残した感がどうしても。
でもあの山道戻るのは勘弁。
山を下っている時車のハンドルが左に取られるのが気になりだした。
長島ダムの駐車場で車を降りてチェックすると、なんと左前輪がパンクしている。
「あの道なら有り得る」
と妙に納得。
スペアタイヤに交換してその後家路に着いた。