ショートレビュー スティーブンソン - ウィリアムスJr

 

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Date: 2016-07-29

Where: Centre Videotron, Quebec City, Canada

Division: light heavyweight (175 lbs, 79.4 kg)

Title: WBC World light heavyweight title

Result: Adonis Stevenson def. Thomas Williams Jr (KO at 2:54, round 4) 

 

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マッチアップ:★★★

スリル:★★★★

スキル:★★★

印象度:★★★

 

 

サウスポー同士のなかなかスリリングな試合。

ウィリアムスJrは初見ですが良い印象を持った。

相手が悪かっただけできっとまたチャンスがあるのでは。

ちょっと打たれ弱さが気になるけど。

初回にダウンこそ奪われたがその後はほぼ互角。

オフェンシブなサウスポー同士が噛み合うとこんな感じになるという例。

見栄え良し。

ぱっと見一発屋で組み立てが無さそうに見えて、実はあるというスティーブンソン。

上下の打ち分けも巧みで、特に長いリーチを生かしてのボディ打ちは効果的。

この試合の勝敗を分けたポイントの一つがスティーブンソンのボディブロー。

じわじわ効かせるということではなく、コンビネーションの構成要素、ワンピースという感じかな。

こういうボディブローの使い方をするのは、例えば、アルゲリョとか現役だとロマゴンとか。

上下を打ち分ける効果を実証しております。

スティーブンソンの最後の左一発が全てを解決したわけではなく、

そこまでの布石があったということ。

ライトヘビーウェイトはコバレフの評価ばかりが上がっているけど、

スティーブンソンの実力も侮れませんぜ。

早期のマッチメイク、期待しております。

やったらやったで警戒しあって以外と凡戦になったりして。