ショートレビュー コバレフ-シャブランスキー

 

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Saturday 25, November 2017

Madison Square Garden Theater, New York, New York, USA

Commission New York State Athletic Commission

Promoter Kathy Duva (Main Events), Oscar De La Hoya (Golden Boy Promotions), Belgica Pena (Shuan Boxing Promotions)

Matchmaker Jolene Mizzone (Main Events)

Television USA HBO, Latin America: Canal Space, Russia TV 1  

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マッチアップ:★★

スリル:★★★

スキル:★★

印象度:★★★

 

 

DAZNでリアルタイム観戦。

シャブランスキーは同じイベントでアンダーカードに出ていたシルバン・バレラ(キューバ出身でゴロフキンと同じアベル・サンチェスがトレーナー、昨年アンドレ・ウォードに判定負け)に負けているので実力的にはまあその程度。

とはいえウォードとの連戦で傷ついたプライドは多少回復しただろう。

コバレフのセールスポイントは倒しっぷりの良さだが、

単なるハードヒッターではないところがね。

ボクオタの琴線に触れるのだ。

ライトヘビーウェイトのような重いクラスで東欧やロシア出身の倒し屋というと、イメージ的には腕っ節に任せた一発屋を思い浮かべるが、コバレフは全然違う。

カウンターパンチャーでもない。

手数、コンビネーションで捩伏せるタイプでもない。

パンチのコンタクトポイントが独特でね。

薄い当たり方をしている。

つまりピンポイントパンチャーという感じかな。

以前動画でメディアワークアウト中のコバレフのミット打ちを観たことがあるのだが、ミットにグローブが当たった時の音がショボいのが印象に残った。

「パーン」って音ではなく、

「ボスっ」っていう鈍い音。

それが意味することはコンタクトしている面積が少ないのかあるいはアングルが独特なのか。

それと手を出すタイミングの良さ。

それと肩関節の柔らかさからくるパンチの伸びとキレがちょっと重量級離れしている。

今日の試合はそんなコバレフの長所がいかんなく発揮されて、目の保養になった。

スティーブンソン戦、実現するのかな?

楽しみなマッチアップ。 

ウォード戦よりはるかに好試合が期待できると思うから。