前回の続きでラストパート。
だらだら長くなったので3つに分けた。
TKLM140Gに関しては浮き姿勢の調整(ウェイト付加)はしていない。
自重がそもそも重めでハイフロートではないからだ。
それとオリジナルの動きをあまり壊したくなかった。
水掴み具合や潜航深度も想定内なので(つまりメーカーがシビアに設定済み)特に手を加える必要性を感じなかった。
K-TENの精密性に関しては高く評価して良いと思う。
デフォルトでも釣れた(笑)
このプラグはボリュームに比して小さい(低インパクトな)釣りができる。
よって小場所での拾い釣りもできなくもない。
潜航深度もちょうど良く、ミノー的な中途半端な潜り方ではあるが、そのファジーさがちょうど良いケースは多いからね。
ボトムに点在する厄介な障害物をギリ回避してくれるレンジまでの潜航なので使い勝手も良い。
一撃性と操作性のバランスがグッド。
ただ引きでそこそこ魚を誘い、ロッドワークへの反応が良いのでテクニカルな釣りにも対応すると言う意味。
このボリュームのプラグで結構テクニカルに使えることには感心した。
この子もTKLM140Gで。
なんとなく使い方がわかって来た頃の釣果だ。
エッジの取れたウォブリングをするプラグなのだがロッドワーク時の反応が良く、
水受けの圧の変化や流れの向きの変化へのリアクションがナチュラルだ。
今シーズンのように魚の活性が極めて低い時のアプローチとしては、トップとの併用が効果的だった。
現場を選ぶには選ぶが、アユの流下をひたすら待っているスズキが身を潜めているようなエリアなら効果的。
こういう現場はミノーをいくら見せても無反応なことが多い。
戦術としては、ペンシルベイトで上流方向から下ってくるベイトをやや大袈裟に演出し、スイッチが入りやすい状況を作る。
まあ、このパートで出ることはない。
トップはスレにくいので多少しつこくやっても大丈夫だ。
頃合いを見てTKLM140Gを投入。
そして単純にU字引きをするだけ。
むやみやたらにキャストして結局沈黙を破れずに終わるくらいなら駄目もとで試してみる程度の戦術だが、アップの釣りの引き出しの一つとして頭の隅にインプットしておき、状況を読んで勘が働いたら試してみると良い。
この子はTKR130改が連れて来てくれた。
良型だった。
巨鯉のように太くて分厚い幅の個体で魚体の立派さにしばし見惚れた。
特に体幅が凄かった。
居付き個体では珍しく迫力のある魚体の子だった。
シーズン終盤、もうデフォルトに反応する個体はいなくて、カスタムプラグを使うことの方が多くなっていた。
この時はトップから始めてTKLM140G、TKW140改、K2F142改、と珍しくローテーションしたが沈黙。
なんとか魚が見たいと思いレア改まで引っ張り出したがダメ。
最後にスナップに繋いだのがTKR130改だった。
アップキャストし、着水した後ワンテンポ流してヨレに入った瞬間にジャーク入れたら食った。
R-Unit系K-TENは浮き上がる際に魅力的に揺れて集魚要素がプラスされる。
だからフローティングモデルで深度変化を伴う、ジャークやトゥイッチを入れてやると効果的。
TKR、K2F、TKWに備わっている機能だが、K2FとTKWは断面おにぎり型なので揺れがより大きいためスローフローティング設定にするのがキモだ。
その意味(理由)解るかな?
上原ひろみ in Tiny Desk Concert
巨漢のドラマーが印象に残ったのでチェック。
Jene Coye
リーダーアルバムはないようだ。