崖っぷちの男

オリジナルタイトル“Man on a Ledge”は映画の中のシチュエーションそのままで味気ない。邦題の方がマシかな。
例によって消去法で選び近所の映画館で鑑賞。
月一映画館での鑑賞をノルマ化している自分。
金曜の夜で観客15人くらいですから平均的な入りでしょうか。
凝ったストーリーを期待してチョイスした作品でしたが、それには応えてくれたかな。
100分程度と短い尺の中で大半を占めているのが濡れ衣を着せられて刑務所に入ったが脱獄した刑事が高層ホテルの外壁の縁に立って自殺をはかろうとしているシーン。それを阻止しようと女交渉人が絡み、仲間の刑事の思惑(保身?)が交錯したりして悪者探しの要素が入ってきます。
ありがちな悪徳業者とつるんだ汚職刑事の妨害と戦いながら身内の助けを得て身の潔白を晴らすことができるのかどうかというところで状況が二転三転して楽しめました。
キャラクターの背後の描き込みはほぼカットしていているためドラマとしては薄っぺらなのですが、スピーディーな展開が功を奏してストーリーには入り込めます。
粗探しなどせずマッタリ観ていたので料金分は楽しめたんじゃないかな。