恒例の月一映画館デーということで『アウトレイジ ビヨンド』を観てきました。
金曜の夕方の回で観客は15人くらい。公開4週目だからか、意外と客は少なかった。
前作がとても面白かったので期待感を持って観に行ったのですが、ちょっとハードルを上げ過ぎたかな、前作ほどの満腹感はなかった。
でも十分楽しめましたけどね。
結局リベンジストーリーにカタルシスを感じるのでしょうね。
暴力描写に関しては今回は比較的ソフト。ヒットマンはわんさか出てきますが、ほとんどは射殺パターンなので残虐性が押さえられている印象。
楽しめた部分は何かというと、前作同様ですが役者の演技力、キャラ立ちの度合いを測る点。
「小日向文世」と「三浦友和」は特に素晴らしい。
この映画はキャラクター全員が悪人であり、全員がメインキャストのような構成になっていて、5分間のショートムービーを関連性を持たせつつ繋ぎ合わせているかのようです。5分間の中で役者が目一杯キャラを演じていることでエンタメ性を醸すことに成功しているように思います。
ストーリーの面白さや脚本の良さで勝負しているのではなく、役者の演じる能力に賭けているところが成功要因になっているのでは。
そのためかキャストはやたら豪華で、端役にも一切手抜きがないのがいい。
「高橋克典」のヒットマンその1役が痛快です。ご本人も楽しんでやっているのでは?よくある友情出演パターンではなく確信犯的にそうしているのが良い。逆にキャラが立っているもの。
パート3のありそうな終わり方なので次回作も期待していいのかな。
次は残虐なヒットマンキャラを加えて欲しいです。配役は「安藤政信」なら文句なし。