リクガメを飼おうと思い始めた時、飼育ガイド本を読みあさりました。
当時は室内飼育のスキルや飼育機材の知識を得ることを目的にしていたように思います。
ただ本来リクガメは屋外で飼育すべきであり、それができない人は飼育すべきではないと今は思っています。
室内の狭いケージの中にずっと閉じ込めておけるほど活動量の少ない動物ではありませんし、太陽光や外気を供給することは個体が健康を維持する上での絶対条件だからです。
例えば、チャコリクガメを生息地でペットとして飼っている人はどうしているかというと庭に放し飼いがほとんどです。
まるで犬や猫のようにね。
四季ごとの気候のメリハリが激しい日本の環境でそれをするのは先ず無理ですが、それに近づける工夫は絶対に必要です。
はなから完全室内飼育を前提にすることは、個体の長期飼育を半ば諦める必要があるとさえ言えます。
沢山買った飼育ガイド本の中で今でも読み返せるのは『カメの飼育ガイドブック』だけです。
10年以上前の著作ですが、今でも十分通用する内容だと思いますし、リクガメ飼育を検討している人にお勧めできる一冊です。
- 作者: アンディ C.ハイフィールド,Andy C. Highfield,日向野ブレンダ
- 出版社/メーカー: 真菜書房
- 発売日: 1997/04
- メディア: 単行本
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