
先週末は富士川水系の佐野川に釣行した。
早朝から対応してもらえる魚券の販売店がルート上に無かったため『つりチケ』でネット購入したが、
ちょっと個人情報の登録項目が多くて(顔写真までも)辟易とした。
ホームリバーの漁協組合員登録ですらそこまで要求しないからね。
やはり販売店(釣具屋とかコンビニとか)で遊漁証を買うのが良いと再認識した。
それが難しい時の代替え手段としての『つりチケ』というスタンス。
無券で釣りするような輩がわざわざ個人情報を業者に晒して『つりチケ』を利用するとは思えない。
「ちょっとやり方が違うな」
と思う。
遊漁料の徴収に関しては、ハードルを上げ過ぎると無券者を増やすだろうし、あるいは遊漁者を減らしてしまう原因にもなろう。
内水面漁協の運営はその辺のバランスを取ることに腐心しているのが現状だ。
基本的に遊漁者はお客さん。
警察が交通違反者を取り締まるように、現場を監視することで無券者(密猟者)を駆逐していくしかないようだ。
現場の立札をちゃんと読んでいるのは遊漁証を買っている釣り師であり、無券者はシカトであろう。
ホームで自分がやっているからわかるが、遊漁者に職質(笑)するのはやる側も決して気分の良いものではない。
大抵の遊漁者は魚券持ちだから、痛くない腹を探る行為に結局なるからね。

初めて来た佐野川だが、川沿いに道が上流域まで走っており(途中から林道)崖も全体的に低いため入退渓はイージー。
つまりは人が多く入るということだ。
その辺は想像できたので魚影的な期待感はそれほど無かった。
早朝に現場に着いたため先行者は居なかった。
とりあえずダムの上を行けるとこまで遡行するという計画。
それほど奥深いわけではなく、1日で源流域まで行ける程度の行程であった。

魚影自体はそれなりだったが、いかにもサイズが小さい。
このくらいのチビたんが無数に釣れるという感じ。

初めは42ジャクソンを使っていたが、基本プール打ちの小渓流なので途中から38フェンウィックに替えて遡行した。
堰堤がないため高巻きする必要もないから遡行は楽。
これなら人が多く入るだろうな。
きっと良型は餌師に抜かれてしまっているのだろう。
あまりにも型が小粒であった。

チビの数釣りはすぐ飽きる。
なんとかサイズアップを図りたいと思いながら遡行するが、段々期待感が萎んでいく。

特別変化に富んだ渓相ではなく、まあ良くある小渓流という印象だ。
集落がないため水質は比較的良い。
渡川する時以外川の中をそれほど歩かずに済むためゴム底や足袋でも十分対応できそう。
大場所はほぼない。
それっぽいポイントは叩かれまくっているようで、竿抜けを探るのが常套だろう。

水質が良く透明度が高い分魚の警戒心もそれなりだ。
食わせはかなりムズい。
全体的に流れが緩くカモフラージュが効きにくいためルアー向きの現場とは言えない。

流れが緩いこともあり、ほぼ見切られてしまう。
上のようなポイントには複数の渓魚が居るが、その中で一番小さいのが食ってきてそれで終わってしまうのが辛い。
中々サイズを選べないのだ。
まあ選べたところで良型ではないのだが。

所々で橋が架かっており、そこで一旦退渓して車に戻り駐車場所を上流に移動していく段取り。
山歩きもしないし崖の上り下りもない。
遡行は極めてイージーな渓である。

源流域に近づくにつれて大岩が増え落ち込みが多くなるが、意外に魚影は薄くならない。
かと言って元気に食ってくるわけではなく、食わせがムズいことに変わりはない。

この日最大でも6寸程度だった。
数は無数に釣れたがチビばかり。

こういう水深のあるポイントは叩かれてしまって沈黙なのだ。
レンジを下げるとチビが食ってくるというジレンマで手の打ちようが無かった。

原種なのか放流魚なのかわからないが(おそらく放流魚)綺麗な魚体で見栄えの良い子が多かった。
いつも思うが、これで8寸クラスが混ざればもっと楽しいのに。
期待感が持てなくて飽きてしまうのよ。

予定時間内にほぼほぼ源流域まで到達したので退渓した。
かなり上流まで林道が横に走っているため不安は皆無だった。
入退渓のしやすさ、遡行のしやすさ(高巻きがない)水質の良さ(釣りにくいが)魚影の濃さ、どれも及第点という感じの現場であった。
もう少し早い時期なら良型も出たかもしれない。
また来たいかというと、
うーん、なんとも言えない。

先週釣行した芝川もそうだったが「熊出没」看板が目に付くので熊鈴付けて遡行した。
実際には水音で鈴音がかき消されてしまうため気休め(お守り)としか思えないが。
本気で熊の心配するのなら熊スプレーを身につける方が現実的だろう。
トレッキングの人にとってはある程度効果が期待できるのではないだろうか(複数人での登山なら尚更)
チリンチリンの輪唱で五月蝿いからね。