今週末行われるスポーツイベントで注目しているもの。
代表ウィーク中にUEFAネーションズリーグの試合を何試合か観戦したが、印象に残ったのはセルビア-ノルウェーかな。
ヴラホビッチとコスティッチが出ていたので代表ではどんな感じかなと。
当然ユーベ所属の二人に注目してゲームを追ったのだけど、ゲーム中インパクトを一番感じたプレーヤーはタディッチだった。
実に上手いのだ。プレイメイクが。
しかも低い位置ではなく相手エリアでの組み立てへの絡みが絶妙。
先制点は真ん中やや左サイドでボールを受けたタディッチが単純にサイドを駆け上がるコスティッチにボールを出すのではなく、微妙なタメを入れてからのここしかないという位置に最も適した球足で配球。
それをスピードに乗ったコスティッチが受けてゴールライン付近まで運んでからドンピシャのタイミングで飛び込んでくるヴラホビッチにニアサイドへのクロスを入れてアシスト。
その瞬間、流れの中で久しぶりにヴラホビッチのゴールが生まれたのでした。
そしてそれはタディッチが演出したとしか思えない崩しからの得点だった。
そして気づいた。
ユーベに居ないのはタディッチのようなプレイメーカーだということに。
だからブラホもコスティッチも生きてないんだよ。
能力的にやれそうなのはロカテッリかパレデスか?
二人とも現状はポジションが低い。
「そこで頑張ってもな」という位置でボールを捌いているのだ。
彼らの前にプレイメーカーが居ない。
だから崩せない。
というか全体的に重心が低いからどうしてもMFのポジションがね。
ロカテッリの一列前に位置するであろうラビオはプレイメーカータイプではないし。
結局アタッカーが孤立するか、我慢できずに中盤まで下がってきてしまう。
ミレッティがやれそうなポティンシャルを醸す時もあるけど、うーん期待するのは酷かな。
百戦錬磨のタディッチの凄みからはかけ離れている。まだキャリア不足だから比較すること自体間違いなのだ。
まあそんな感じでもっと前でアタッカー(サイドも含めて)を上手く使える10番タイプがユーベに欲しいなとジェラシー感じたセルビア代表の戦いぶりでした。
見方によってはディバラより上手いかもタディッチ。
<Foot>
Juventus vs. Bologna