テレンス・クロフォード vs.レイムンド・ベルトラン

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Date: 2014-11-29

Where: CenturyLink Center, Omaha, Nebraska, USA

Division: lightweight (135 lbs, 61.2 kg)

Title: WBO World lightweight title

Terence Crawford 24-0-0 (17KO)

 vs

Raymundo Beltran 29-6-1 (17KO)

Result: Terence Crawford def. Raymundo Beltran (unanimous decision, 119-109, 119-109, 120-108) 

 

ホームタウン、ネブラスカ州オマハで行われたこの試合、クロフォードは難敵ベルトランを無難に捌ききって完勝。

ボクサータイプとファイタータイプの噛み合った試合というよりは、クロフォードが試合を完全に支配したという印象です。

試合中、クロフォードが左構えでいた時間は29分25秒。

ストップウォッチ片手に観戦してしまいました(笑)

「こいつどれくらい左で戦うんだろう?」という単純な興味から。

結果的にサウスポーに上手く対処できないベルトランに対しては効果的でした。

まあクロフォードは戦略的にファイトしたのかなと。

ベルトランは前に出ども手は出ずで、クロフォードの滑らかなフットワークとシャープな右ジャブに成す術がなかった。

 クローフォードの美点はバランスの良さ。

下がりながらでもスムーズにシャープなパンチが出せる。

それもワン、ツー、スリーまで出るんですね。

追う側のファイタータイプにとっては厄介この上ない。

右構えの時の方がオフェンシブな印象があるのですが、アウトボクシングするときは左構えの方が“相手を捌いている感”が出ますね。

ハグラーと逆だな。

ハグラーはもっと頻繁にスタンスをスイッチして戦うのですが、“GOスイッチ”が入ると右構えで戦う割合が増えるんですよね。

お互い、意識はしていないでしょうけど。

クロフォードへのリクエストはチャンスでもっとパンチを纏めること。

もっと手数にメリハリがあると良い。

カウンターを食って相手がひるんだ時などもっとガーッと行くとかね。

スタミナはありそうなのでやればできるでしょ。

シュガー・レイ・レナードの良い意味での客受けする試合ぶりが参考になるのでは。

 

 

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