日曜は仕事が入っていたので土曜だけの釣行。
金曜日にまとまった雨が降ったため水量が気になっていろいろ迷ったのだが、結局先週エントリー場所を間違えたために遡行できなかった支流の最下流域に行った。
有名温泉観光地のど真ん中を流れるためか、または両岸切り立った崖が続くためか入川者をほとんど見かけたことがなく、穴場では?と思っていた。
本流との合流点が近いのでアユの遡上もあるかもしれない。
稚アユのいる場所の渓魚は魚食性が強くなりプラグへの反応(トップも含めて)が相対的に良いのではないかと勝手に想像しており、そんなことも検証できれば良いなと。
エントリー場所はこんな。
水位は平水+20cmという感じか。
遡行できない状態ではないが濁りが取れずに残っていた。
難しいかな?と一瞬不安になったが、それは杞憂に終わり、追いを2、3投で確認できた。
先週間違えて入渓した本流よりも魚影は濃そうだ。
放流の恩恵だろう。
ゴールドカラーは濁りの中でも目立つので使いやすい。
食いが良いかどうかは知らない。
自分が目視できれば良いという発想しかカラーに関してはない。
平水クリアーであればシルバー系を使うことが多いが、それは、
水色に馴染みつつ明滅のメリハリが出やすいというだけの理由だ。
色という要素を集魚方程式に入れてしまうことには昔から懐疑的で、だったら余計なことは考えず、自分が経験の中から確信を得ていることだけを戦術の根拠にしている。
初めて入った現場だったのだがポツポツと飽きない程度には釣れた。
ただチビばかりでもう十分ですみたいなムード。
不案内なエリアで出口を想定していなかったこともあり、なんとか崖を登れそうな場所を見つけたのでその川に見切りをつけ当初の予定より早めに退渓した。
その後本流に移動。
先週の続き、あの時は体調不良で退渓せざるを得なかったのでそこから上流エリアを探りたかった。
前回、支流との合流点から2km上流の堰堤で退渓したので今回はそこから3kmほど遡行予定だった。
雨の影響もあるのだろうが先週と同じ川とは思えないほど良く釣れた。
長区間無放流エリアで情報も少なくジモティ以外あまり人が入っていないのだろう。
エントリーから2時間でつ抜けたがサイズは7寸止まり。
スイミングフックをスミスのシュアーフック スーパーヤマメに替えてみたのだが、うーん、がまと比較して一長一短だな。
たてアイではないのでリング2個使用というのもなんだかな。
掛けはスーパーヤマメの方が多分良いと思う。
針先はがまの方が丈夫。
前後絡みやすいのは両方同じだがスミスの方がエビりやすい。
テールフックをスミスにしてベリーフックはがまが良いか?
そこまで拘る必要もないかな。
まあしばらくはスミスを使ってみる。
エリア的には高所ではないため高低差はそれほどなく瀬も多い。
つまり僕の好みのフィールドだった。
普通にフローティングミノーが使えて良い。
上写真の左上部分に大きな岩が4つ横に並んで見える(前後位置が違うのだが)が、右2つの間白く泡立っている小さな落ち込みにプラグを着水させそこから流心に乗せてスラローム軌道で20m引いてくることができる。
シンキングプラグだとどうしても直線的な軌道になるためそんなことは不可能。
フローティングプラグはテンション抜けるので複雑に巻いている流れの中にプラグをはめ込んで左右にクネクネと複雑なルートで魚に見せることができるのだ。
水面から顔を出す大岩も流れに乗せて回避できるので障害物を気にせずアプローチできる。
つまりアングラーから死角になっている岩の裏側もプラグを通せる。
見えていない部分に潜んでいる魚も普通に狙えるのだからアプローチの選択肢はシンキングプラグよりも多いことがわかる。
だから瀬ではフローティングミノーは使いやすい。
あまりにもネットにフックが絡まるので魚体へのダメージとフックを外す面倒を考慮してネットを使わなくなった。
写真撮りにくいだけだしね。
それと撮りたいと思うような魚が中々釣れない。(チビばっか)
スミスのシュアーフックはスレがかりも多い。
掛けてくれるのは良いが、口以外は勘弁。
テールフックだけデコに掛かっているパターン。
中々の鬼掛けぶりではある。
昼飯のために退渓する間際に出た8寸。
これくらいが最大サイズだった。
時間の経過もあるが本流は濁りが完全に取れていたのでシルバーカラーのアスリート55S FH改をメインにした。
昼飯はパスタ。
経費節減のおりこれが一番安上がりかと。
パスタは腹持ちが比較的良いしね。
メスティンを使えば水切りなしで調理することができる。
100gのパスタに230ccの水を入れて茹でるとちょうど良い。
ナスは冷凍カットもの。
コンビニおにぎりよりは満足感があるかな。
現場でこれ以上大げさな調理をする気はない。
午後は本流の続きをやったのだが遡行も退渓も大変だった。
魚影も皆無でお疲れさん。
落水したわけでもないのに全身びしょ濡れで寒かったし。
進行を阻む崖が左右両岸に交互に現れるため何度も激流の中を渡川しなければならなかった。
ウェーディングスタッフを携行しなかったことを激しく後悔した次第。
でもロケーションは良いのに何故まったく魚影が確認できなかったのだろう。
直近で抜かれているとして、こんな遡行しにくい場所に来る人が居るのだろうか?