先日入手したTMグレート鱒レンジャー CT40 ARMYⅡ(以後CT40改)のグリップを改造する。
ショート化とバランス改善目的。
多少重くなってしまうが、もともと軽量なわけではないのでシビアになる必要なし。
オーダーしていたパーツが届いたので早速作業した。
先ずはデフォルトグリップの破壊から。
ワインディングチェックは手持ちしていたものが使えた。
グリップレスのこの状態で46g。
これにリールシートと補強用カーボンパイプとコルクグリップとバットエンドラバーキャップが加わるので完成したら確実に120gは超えるだろう。
バットエンドパーツのラバーキャップ(FUJI BRC 22.0)だけで29gもある。
バランサーでもあるが流石に重過ぎるので1cm程度カットしたら26gになった。
カットしたのはレングスを詰める目的もある。
できるだけグリップを短くしたいのだ。
リールシートは毎回これのACS16。
2フィンガーがけでキャスト&リトリーブする場合はベストだと思っている。
適度な太さとしっくり感のある形状のため握りやすく、またB50UL改とも共通なので現場でローテーションした時に握りの感覚が変わらなくて都合が良い。
デザインが無骨なためか既成トラウトロッドにあまり採用されていないが、ルックス重視の木製リールシートよりは機能的だと思うのだが。
これ付けたらもろ実用性重視な感じでトラウトアングラーが好むスタイリッシュな雰囲気がスポイルされて売れなくなっちゃうのかも。
使用するパーツ。
ラバーキャップの中にアーバーが入っている。
ブランクスの延長パイプ(多分グラス製)は5cm詰めた。
作業は基本的に接着のみ。
2液混合ボンドと拭き取り用のうすめ液と割り箸と楊枝があればOK。
嵩上げする必要があればテサテープも必要。
最初に仮組みをして段取りを確認する。
接着する順番を間違えると面倒なことになるからね。
エンドキャップを大きめにしたためアーバーだけでは隙間が埋められなかったのでテサテープで嵩上げした。
カーボンパイプにラバーキャップ、コルクグリップ、リールシート、ワインディングチェックの順番に接着取り付ける。
コルクグリップの穴のセンターが出ていないので若干ツラが合っていない。
最後にガイドの位置合わせを慎重にしつつブランクスをカーボンパイプに接着して完成。
その後家の中でキャスト練習したらトップガイドにPEラインが結構な頻度で絡むことがわかったのでトップガイドだけ変えることにした。
こりゃダメだ。
突起があるので当然絡むわな。
ライターで軽く炙るとトップガイドは簡単に抜ける。
スレットも巻いていなかったので引っこ抜くだけ。
接着剤のカスは綺麗に取り除く。
今回一般的なLGガイド(500円くらい)にしたが、それでもラインの絡みつきは確実に軽減されるだろう。
他のガイドと位置がずれないようにロッドをバイスで固定してから取り付けた。
トップガイドだけシルバーでピカピカ。
ちょっと違和感あったのでマジックで黒く塗った。
で、完成したCT40改の重量を計ったら120g。
ノーマルより10gちょい重くなったが支点は握りの位置になりバランス改善されてこの程度の重量増で済んだのだから良しとしよう。
レングスはノーマルより2インチ短くなって3フィート10インチ。
このユニークな超ショートグラスロッド、果たして使い勝手は想定通りか?
釣行後にまた感想などを記したい。