今日読んだコミック。
作者は五十嵐大介。
ネットでこの作品を知り読みたくなって近所の書店を回りましたが見つからず、
結局Amazonで購入。
図書カードが余っていたので実店舗で買いたかったんですけどね。ほんとは。
2巻のみですが独立したストーリー4話からなるオムニバスです。
WITCHESと表題にあるように各話とも魔女をモチーフにしつつ『自然破壊への警鐘』や『アンチ商業主義』といった本来的なテーマを描こうとしています。
狂言回し的な役割の魔女の相棒キャラが全て純粋無垢な少女というのも共通していて、それが上手く機能しているために魔女の存在感が際立っています。
各話に登場する魔女はおそらく作者の視点なのでしょう。
魔女の発する決め台詞にいくつか印象的なものがありメッセージを拾うだけでもなかなか読み応えがありました。
世間一般に流通している漫画的なエンタメ要素はほぼないですがそんなこんなで僕は結構楽しめました。
それと画がね、素晴らしいです。
漫画的な類型的な画でなく、なんというかイラスト的なクールな描写。
とても気に入りました。