今週末行われるスポーツイベントで注目しているもの。
ひと月前にユーベのスケジュールを確認した記事。
悪い予想の方がど的中してしまい、アタランタ戦の後の6試合の成績が、
1勝2分3敗。
勝てたのはホームのウディネーゼ戦のみ。
その前の4試合は無得点。
レアルとか強い相手ばかりだったとはいえボロボロでした。
当然のようにトゥドールは解任された。
閉塞感漂うチーム(特にオフェンス面)は出口が見えないトンネルに入ってしまったからね。
監督替えるしかなかったのだろう。
ブレーメルの離脱は痛かったが、それだけが理由とは思えず、相手につけ込まれやすい穴の多いスカッドになってしまっていた。
ユーベの前線に怖さがないから相手もショートカウンターを恐れずにガンガン前からプレスかけてきていた。
で、押し込まれている時間帯が長いため試合展開が受け身で見栄えも悪かった。
「あー、失点しそうだな。」
と思っていると本当に失点するから観ているのが辛い。
ユルディズやチコは対策されていることもあって空回りし、
ブラホビッチは少ないチャンスをモノにできない。
全てが悪い方向に行ってしまったとは言わないが、評価バランスシート上は負債過多だった。
レアル戦はかなり辛抱して粘れたけど、結局は耐えきれなくて失点。
盛り返すオフェンスパワーは無く、失点したら終わるみたいな感じだった。
プライドを捨てて5バック組んで守備意識大で臨んでも、あれだけ押し込まれたらいつかは決壊するよね。
ただね、ディフェンスが完全崩壊しているわけではない。
コモとビジャレアル以外には複数得点与えていない。
大量失点しているわけではないのだ。
ユベンティーニはどうしても守備をシビアに見るのでディフェンダーの穴ばかり指摘しがちだが、本当にダメなのはオフェンスなのである。
ディフェンスに関しては及第点ではないと思うが、ダメダメではない。
逆にオフェンスはダメダメだろう。
まあ攻守のバランスの問題もあるし、切替の遅さや絶対的なキープレーヤー不在などもネガティブ要因だ。
意外にと言っては失礼かもだがミランがユーベより上手くリーグ序盤を戦えているのは、40歳のモドリッチが中盤の潤滑油になっていることが大きい。
往年のオフェンスパワーはないけど、ボールの預けどころとしては実に安定していて、周りのプレーヤーを上手く使っているようにも見える。
ピルロとはタイプが違うが、ピルロ的なキープレーヤーに既になれているのが凄い。
スピードや体力の衰えを優秀な戦術眼とキックスキルで十分補えているようだ。
別にモドリッチがいて羨ましいとは思わないが、中盤にドンと構えてタクトを振れるレジスタが居ればアタッカーたちがもっと生きると思う。
モドリッチを見ているとそう思えてならない。
ユーベのスカッドは頭でっかちで歪なんだよ。

<Foot>
Cremonese vs. Juventus
<NBA>
Warriors vs. Pacers