県外のアングラーが多く入川している状態をそう呼んでいる。
ホームリバーは首都圏からアクセスが比較的良いために多くの人が渓流釣りに来る。
ポイントに駐車している車は東京と神奈川ナンバーがほとんど。
多分90%くらいがそれ。
現場で話しかけてくる人は100%それ。
ジモティは皆無に等しい。
人が多くてやる気しないのだろう。釣れない渓流釣りなんてね。
僕はお金を払って釣りに来てくれている人を迷惑だとは思わない。
入漁料を払わずに釣りしている輩がいないことを信じているし観光地なんだから。
ただプレッシャーがね。
あまり釣れないのは魚がいないからではなく人が多すぎるからなんだ。
唯でさえ警戒心の強い渓流魚なんだから、入れ替わり立ち替わり人が川の中をウロウロしていたらどうなるかはサルでもわかる。
それと東京と神奈川ナンバーの車は駐車の仕方に問題がある。
もちろん全ての車がではない。
単に目につく車が押し並べてそれなので。
まあ釣りのことで頭いっぱいなのかもしれないが傍若無人過ぎる。
観光客にとっては遊び場かもしれないがそこで暮らしている人もいるのだから。
他人の生活圏に踏み入っているという意識を持っているのか疑わしい。
そのためか地元の人のアングラーを見る目が厳しいような気がする。
本来は気の良い人たちなはずだが、道ですれ違う時無言で下を向いてしまう。
そりゃね、家の近所をよそ者に我が物顔で闊歩されれば気分良くないと思う。
釣り師は地元の人に会ったら笑顔で挨拶。
これは基本なので実行してほしいものだ。
久しぶりにまとまった雨の降った後のウィークエンドデーに渓魚釣りに行った。
朝方いつも行くエリアは増水と濁りのため釣りにならなかったため比較的水捌けの良い支流へ20kmの移動をした。
到着し現場を眺めると予想通り水位は下がっており、ささ濁りの良い状態だった。
魚の反応も良く、バイト多数。
何度も通っていたが釣れたことがないポイントだったので期待していなかった。
それだけに嬉しい釣果。18cmくらい。
プラグはレイチューンのSA50RS。
あまり色のことを云々いいたくないのだが(くだらないと思っている)この日はアカヤマメカラーへの反応が際立って良かった。
渓魚は目が良いからなのかしら。ここまで偏ると何かあると思わざるをえない。
その後も行く場所で常に間隔を空けずに食ってくるのだが、如何せん魚が小さいためフッキングが決まらずちゃんと獲れる魚はほとんどいなかった。
ただ魚は多かったな。
で、午後になり水位が下がったであろう朝のポイントが気になりまた大移動。
2つの支流が絡んでいるのだが一方はまだまだ増水気味だったので時間潰しのつもりでもう一方のあまり好きではない支流へ入った。
そこは先行者がおり、そのため不発。
それでも3ヒットだった。
パーマークくっきりのシャン個体。
一般的にどう呼んでいるのか知らないが僕は美しい個体を美人に例えている。
この子も模様が美しい。
が、釣ってはいけないサイズかも。
夕まずめで引き上げるつもりだったが本命支流が気になり釣り続行。
大分水が引き、なんとか釣りになる状態だったので後ろ髪引かれてしまったのだ。
で、予想通りの高活性。
釣れる魚が小さいことも同様だったが。
このサイズだと余程活性が高くないとフッキングしないはず。
そしてシングルフックの強みをまたしても実感。
掛かるとはずれにくいのだ。スレがかりが少ないことも好印象。
ほとんどがリアフックに掛かっていた。
フロントフック要らないんじゃね。
うーん、アカヤマメカラー強し。
誤解を招くから本当は色については触れたくないのだけど、他のカラー(同じプラグで)はショートバイトに終わっても赤にはしっかり食い付いた。
釣れる釣れる 。
途中からカメラをバックから取り出すのが面倒で(さっさとリリースしてすぐ次を狙いたかった)写真撮っていない。
前日の大雨、高気温、そして僕以外の釣り師ゼロのノープレッシャー。
好条件が重なるとこういうことになるということか。
渓魚釣りで初めてツ抜けを経験した。
というか終日通しで50バイト、30ヒットくらいだった。
何匹獲ったかは数えていないけど。
サイズは12〜18cmとチビたんばかりだったけど、つまりそれは成魚放流個体ではないということ。
この川で卵から孵った子が育ったのだろう。
現場で話をするアングラーは皆放流魚のことを気にしているようだけど、固有種(所謂ネイティブ)ではないにせよ釣り場の川で生まれ育った個体が釣れることの方がロマンチックだと思う。
魚が小さくても綺麗だしね。
僕はネットを持っていないので写真の魚の見栄えが良くないけど、実物は本当に綺麗でハッとするインパクトを醸している。