今週末行われるスポーツイベントで注目しているもの。
先週末に行われたCWCのファイナル。
大方の予想を裏切り、チェルシーがPSGを内容でもスコアでも圧倒してタイトルを獲得した。
一旦機能不全に陥ったPSGが意外なほど脆かったことに驚いたが、フットボールってそういうものなのかなとも。
あのチェルシーの戦い方を是非ユーベもベンチマークしてもらいたいものだ。
ポールは持たないが積極的にかつ要所でプレスをかけてボールをロストさせてからのショートカウンター。
もちろんパーマーなどの前線の質が高いというチェルシーの強みはあるが、同じことをユルディズあたりもきっとできる。
非保持だけどディフェンシブな印象が全くない。
ボールダッシュの位置とその後の展開が計算されている印象で機能美があった。
チェルシーがいつもあんな戦術なのかどうか知らないが、PSGには効果的だった。
戦術の勝利を印象付ける内容だったように思う。
PSGにはやや驕りがあったのかもしれない。
いつもの戦い方をすればどこが相手でも確実に勝てるみたいな。
フットボールはペースを取り合う競技なので、いかに早くペースを回復させるかが大事。
いつもペースを握り続けているPSGは、一旦それを失ってから回復させる局面をあまり経験していなかった。
チェルシーはそこを上手く戦略的に突いた。
「スタートから相手のペースを大きく崩す」という戦前に書いた画をプレーヤーが忠実に倣ったことで生まれた勝利。
いや見事でした。
今週末にウシクとデュボアの再戦があるが1戦目がワンサイドだったので勝敗的な興味は薄い。
何しろフィニッシュブローが右ジャブだったからね。
ハグラーのような右のロングフックとかじゃなくて、カウンタータイミングでもなくて単なる右ジャブでデュボアは膝をついてしまった。
デュボアはハードヒッターなのでアップセットの可能性がゼロではないが、
ウシクがスキルの差を見せつけるような展開が延々続いた末にデュボアをギブアップさせるのではないか。
1戦目以上のワンサイドで。
<Boxing>
Oleksandr Usyk vs. Daniel Dubois